本部海外事業部の藤井です。
「ファンドレイジングって何?」
さっそくですが、皆さんは、”ファンドレイジング” という言葉を耳にしたことはありますか?
個人の感想ですが、ここ数年でマスメディアやSNSなどでも取り上げられる頻度が増えている言葉だと思います。
”ファンドレイジング”とは、民間非営利団体が活動のための資金を個人、法人、政府などから集める行為の総称。一般的には寄付、会費、助成金、補助金などの財源の獲得手段を指す。更に狭義には特に「寄付金」のみを対象としてファンドレイジングという場合もある。
出典:Wikipedia
要約すれば、『我々オイスカのような民間非営利団体が、活動する上で必要となる資金を寄付などで集めること』、と言えます。
最近は『クラウドファンディング』や『ふるさと納税』など、寄付をする側が主体的に寄付先を決めることの出来る取り組みが増えていることも、この言葉を良く聞くようになった要因かもしれません。
寄付でつながる思い
今年60周年を迎えたオイスカの国内外の活動も、これまで様々な種類の”ファンドレイジング”により集まった資金で支えられてきました。そして、この60年間は、本当に多くの方々の思いを受け、国内外で課題解決に取り組み、カタチにしてきた60年だったと言えます。
身近な経験をご紹介します。
今年の7月〜9月まで取り組んだ「ミャンマー支援・緊急募金」では、寄付者で郵便振替の払込票に一言メッセージを書いて下さった方が時々いらっしゃいました。このようなメッセージがあるなしで寄付の価値が変わることはありませんが、一言メッセージで語りかけられると不思議と親近感を覚えます。寄付という行為がなければ繋がらなかった方の思いを知ることは、とても貴重なつながりだといつも思います。
寄付をあつめることは”仲間をつくる”こと
先日、ある”ファンドレイジング”の集まりに参加をした際に、他の支援団体の方から聞いた言葉を紹介します。
それは、
寄付をあつめることは”仲間をつくる”ということ。
支援者の方が自分達の団体の活動を知り、応援してもらうことを通じて、少しづつ支援者の方は一緒に社会課題の解決に取り組む仲間だと考えるようになりました。「共に社会の課題を解決しよう」と呼びかけ、活動を支える仲間を1人でも多く増やすことは、たとえば寄付をあつめることで出来ると思います。
この言葉を聞き、オイスカがこれまで長く活動を続けてこられたのも、同じ気持ちや志をもった多くの支援者(仲間)の皆様に支えられてきたのだと改めて有り難く思いました。
オイスカ冬募金2021
現在、12/1から来年1/31まで2021年度のオイスカ冬募金に取り組んでおり、既に多くの方々からご寄付を頂いています。(冬募金のHPはこちら)また、12月は寄付月間2021(寄付月間のHPはこちら)の取り組みとも連動して取り組んでいます。
そして、冬募金開始後にフィリピンを襲った台風22号の被害を知り、これまでネグロス島のバゴ研修センターとご縁のあった方々からも続々と連絡を頂いています。本当に多くの支援者(仲間)の方と共に歩んできた活動だからこそだと思います。
冬募金は1/31まで取り組んでいますので、ぜひ、皆さんも私達オイスカの仲間として、社会課題の解決に取り組んで頂けないでしょうか?
宜しくお願いします。