ミャンマーの木附です。
8月21日、Htan Pin Chaung 学校でCFP活動を行いました。 Htan Pin Chaung村は、センターのあるエサジョ郡の境界に近いところです。
この学校は小学校1年生から8年生までの約400名が通っており、先生の数は12名です。2012年からCFPへ参加しています。
村の産業は、ヤギの飼育や豆、ゴマなど栽培が主です。 稲を栽培するより、現金収入は多いとの報告がありますが、 土壌は強いアルカリ性で、農産物の種類は限られ、 また建築用の石が取れる近隣の村と比べると資源もなく貧しい村です。
今回の活動では、学校から約1キロ離れた、 池の近くの道沿いにニームの木を100本を植えました。 この活動は学校の先生たちの強い要望で計画が始まり、 オイスカが苗木を提供し、父母がトゲの木で家畜除けの柵などを作ったり 穴を掘るなどの協力のもと実現しました。
今まで何もなかったところにニームが育つと、道路に影を作ってくれ、 池へ水を汲みにいく村人たちは歩きやすくなり、緑が増えると村の環境がよくなります。
また、ニームが十分大きくなったら葉っぱを食べることができますし、家畜の餌にもなります。特に3月から乾季が続くころ、農作物が少なくなるので、食べるものが少なくなった時のために ニームの葉が食べられるよう村としても大切に木を育てていきたいと考えています。
植林の後は、一週間に2回、3回程度、 子どもと村の大人たちが一緒に池から水を汲み水やりをして、枯れないようにする計画です。
このように村人たちが自発的に発案をし実行するなど、 村人たちの協力や植林への関心に広がりがでてきており、 これも「子供の森」計画の活動を長年続けてきた成果と、とてもうれしく思っています
。 村全体でもっと緑を増やしたいとの要望もあり、今後も協力を続けていきたいと考えています。