こんにちは、国際協力ボランティアの中川です。
8月1日に海外事業部から国内の活動に携わる部署(啓発普及部、総務部)に移り、研修を受け、はやくも2ヵ月が経とうとしています。そこで今回は、この2ヵ月間の振り返りをしたいと思います。
この2ヵ月間を通して一番印象に残っていることは、人から協力してもらうのがどれだけ難しく、オイスカの活動がさまざまな人の支えがあってできているのか、ということです。また、オイスカの組織内でも国内・国外含めそれぞれの部署・研修センターが支え合い、協力し合うことで、活動が継続・拡大していくことを実感しました。
思い返せば、オイスカ月刊誌の配布のために衆議院議員会館を訪れたことや、夏休みでボランティアに来て下さった学生さんと一緒にベルマークの数を地道に数えたこと、海岸林における間伐について学ぶために千葉県の九十九里浜の視察に行ったこと、宮城県名取市の現場でボランティアの皆さんと大雨の中、活動をしたことなどなど。。この2ヵ月間は、研修センターや海外事業部とはまた異なった側面から、オイスカの活動に携わり多くのことを学ぶことができました。オイスカの職員の方々はさまざまな貴重な機会を与えて下さり、企業に就職した大学の同級生たちが体験できないような経験をたくさんさせていただきました。
そして、その中でどれだけオイスカのファンをつくり、活動に協力・寄附していただくことが難しいのか、活動(海外の活動も含め)のために目に見えないところでどれだけの人が動いているのかを垣間見ることができました。また、外部の人だけではなく、オイスカの中でも支えてくれる人たちの存在も大きいと感じました。1日に何十通もの郵便物を正確に職員ひとりひとりに渡し、お客さんが来たらお茶を出し、片付け、ゴミの回収をし、本部事務所の建物の周りの雑草取りまでも行い、常にオイスカの事務所全体を見渡し不足している部分を補っている総務部の人たちがいるからこそ、すべての業務が円滑に回っているのだと感じました。自分で課題や問題を発見し、行動していく姿勢はどこに行っても必要とされるスキルだと思います。この2ヵ月間で学んだものは、林業の知識やワードの使い方といったこと以上に、それぞれの仕事やその関わりを学ぶことができたということの方が大きいように思います。この学びを今後に活かし、周りの人に感謝しながら活動に励みたいと思います。