海外事業部•人材育成担当の三谷です。 10月29日~11月2日まで技能実習生の巡回指導と新規受入れ調整のため、北海道に行ってきました。 巡回指導のことは先週の吉岡さんのブログ にも載っていたので、今回は北海道を少しご紹介します。
晩秋のモミジがきれいで、一面、赤と黄色の世界でした。 その前の北海道出張は冬で、すべて白黒の世界。さらにその前は初夏で、新緑の世界でした。北海道は季節ごとに衣替えする風景が、今も残っているように思われます。でも本当は、日本中に北海道みたいな季節ごとの風景があって、そうでない東京が例外なのかも・・・。
これは私が撮ったものではありませんが、北海道の実習生からよく聞く「山が燃える」の意味が初めてちゃんと分かった気がしました
【ウポポイ(民族共生象徴空間)】 北海道白老町にあるウポポイは、アイヌ文化を知るための施設です。昨年リニューアルされたとのことで、写真や展示品だけでなく、映像もたくさんあって見られるので、アイス文化や歴史がよくわかると思います。オイスカの理念には「すべての人々がさまざまな違いを乗り越え・・・」とありますが、実際違いを乗り越えるのはとても大変なことだと、思いを新にしました。
【札幌市時計台】 札幌駅近くにある時計台。一度は行った方がいいと言われていたので、行ってみました。明治初期の北海道開拓使や札幌農学校(北海道大学の前身)の様子が見られます。札幌農学校で一番有名な人は何といっても「Boys, Be Ambitious(少年よ大志を抱け)」のクラーク博士ですよね。クラーク像も見たかったのですが、さっぽろ羊ヶ丘展望台まで行く時間はありませんでした…。
ここで私が注目したのは、札幌農学校卒業生で卒業後活躍された方の写真。第2期卒業生には、5千円札の新渡戸稲造、プロテスタンティズム(キリスト教)を普及した内村鑑三と並んで町村金弥さんの写真がありました。町村金弥さんは、町村牧場の創始者です。町村牧場は先代から今も、オイスカ北海道支部の役員を務めていただいています。私事で恐縮ですが、サラリーマン時代に町村牧場の先代に勧められて、オイスカに務めることになりました。確かに新渡戸や内村の方が有名ですが、町村金弥さんは、北海度の酪農発展に大きく貢献された方なので、北海道では、お二人に負けないぐらい重要な人だと思っています。
北海道には、いつも仕事で訪れるので、そもそも観光が予定に入ることはないのですが、今回はスケジュールの関係で土日をはさむ滞在となってしまい、図らずもいつもの出張とは違う北海道を知ることができました。ホントに、百聞は一見に如かずといいますが、日本もまだまだ知らないところだらけだなぁと思いました。