2019年4月8日

初ベルマークに奮闘! ~研修生たちの1時間~

  • 本部スタッフ
  • 本部・広報室の林です。

    これから約1年間、西日本研修センターで学ぶ研修生たちが
    明日の入所式を前に、本部事務所にやってきました。

    担当職員が、入国が遅れていた研修生の出迎えに行っている間、
    ベルマークの集計作業を手伝ってくれることになりました。

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    今日お願いしたのは、ベルマーク番号83番(味の素)の集計。
    ざっと点数ごとに分けてあったので、中でも一番量の多い
    3点の作業をお願いすることに。

    「83番であること、3点であることをよく確認して数えてほしい」
    「1点=1円になってあなたたちの国で展開している
    『子供の森』計画の支援につながる」ということを
    イラスト、日本語、英語で説明をしました。

    まだ日本に来たばかり。
    日本語も簡単なあいさつ程度しか分からない彼らに
    作業はできるのだろうか……?

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    一番奥の頭を抱えているのが私のパートナー

    2人1組でそれぞれカウントしてもらいました。
    11人いたので私はパプアニューギニアの研修生とペアに。
    「イチ・ニ・サン……ジュウシ・ジュウゴ……」とブツブツと日本語で
    数えているので、彼の日本語が本当に正しいのかだんだん気になってきたり、
    遠くで英語で数えている声が聞こえると私まで
    知らない間に「セブン・エイト・ナイン……」と頭の中で数えていたり。

    ほとんどのペアはお互いに50枚や100枚ずつ数えたものを山にして、
    最後に合計した数字を私に報告してくれたのですが、
    おもしろかったのが「83番」という数に引きずられ、
    83枚の山をつくっていたカンボジアの研修生。
    最終的には合計枚数が分かるのでよいのですが……。

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    もう一組はなぜか数えることなく、デザイン別に仕分けをしてくれていました。
    ベルマークはいろいろな商品についているので、
    同じ点数でも、パッケージの違いでベルマークも
    こんなに違ったデザインになっています。
    私の説明が通じなかった……反省。

    順調にカウントを終えたマレーシア&モンゴル女性ペアには
    ほかの点数のカウントもお願いしてみました。
    すると、二人はお互いの国の言葉で1から10までどう教えるかを
    実際に数えながら教え合い始めました。
    仲良くなるきっかけになったのならうれしいなぁ……。

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    そうこうしているうちにみんなが一ヵ所に集まり出しました。
    間違った作業をしてしまったペアを、作業が終わったみんなで
    手伝おうと集まってきてくれたのです。

    たった1時間の作業でしたが、それを通じて仲良くなったり、
    協力し合ったりする姿を見て、これが1年間、同じ屋根の下で寝食を共にし、
    農業研修を通じてどれだけの団結を見せるのだろうと、
    1年後の彼らの姿を見るのが楽しみになりました!

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    数えてもらったベルマークの合計点数は2万点=2万円を超え、
    「子どもたちが木を植えるためのお金です!」と説明すると
    自然と拍手が沸き起こりました。これは通じたみたい。

    お手伝いしてくれた研修生の皆さん、ありがとうございました!

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