本部・海外事業部の藤井です。
コロナ禍が続く毎日ですが、海外の現場では新型コロナウィルス対策の取り組みが各国で続けられています。
その様子は、こちら↓のページからご覧ください。皆さまのご支援、ご協力宜しくお願いいたします。
モンゴルでの新型コロナ支援活動については、昨日第5報が公開されましたのでご覧頂ければと思います。
先日のブログで、モンゴルの養蜂事業に関して2回に渡りご紹介しましたが、今日は、同じ場所でオイスカ・モンゴルが取り組んでいる環境保全事業の植林と芍薬保全についてのお話です。
先日のブログ内での報告にもある通り、新型コロナがだいぶ落ち着いてきた4月下旬、オイスカ・モンゴルのスタッフ、トゥメンさんと専門家が久しぶりにセレンゲ村を訪問しました。
その際、養蜂事業の視察以外に、セレンゲ村内の山間地にある植林地の視察にも行ってきたと報告がありました。
植林地では、これまでトヨタ自動車環境助成、オイスカ静岡県支部、オイスカ山梨県支部などのご支援を受け、現地の環境に適した種類の植林や、芍薬の保全活動に取り組んできました。
養蜂では越冬庫による失敗がありましたが、これまで環境保全事業では家畜や盗難による被害を受けたことがあり、今回の視察前は少し不安だったとのトゥメンさん。
見事に、これまで植えた全ての苗木と芍薬が成長しているのを確認でき、研修生OBのサイナさんと共に喜んだそうです。良かった、良かった。
植林地のフェンスは、これまでも何度か家畜を飼う人達に壊されたりしましたが、その度に修理をして苗木を守ってきました。地道な努力の甲斐あって、最近はフェンスがある事で、中で植林の苗木が育っていることが認識されるようになり壊される事も少なくなったそうです。
ピンク色の芍薬は、元々この周辺にも生育していた品種ですが、白色の芍薬は希少種でモンゴル国内でも珍しい品種です。生薬となる芍薬は違法伐採等で減少しており、その再生と保全を目指しています。
今年はコロナ禍で新規の植林はまだできるか分かりませんが、これまで植えた苗木や芍薬の管理はこれからも続けていきます。