本部・広報室の林です。
今日からミャンマーの洪水被害に対しての緊急支援募金をスタートしました。
つい先日ミャンマーを訪れていた西日本研修センターの彦坂より報告が 届きましたので写真と共にお伝えします。
***********************************
ヤンゴンの町自体は少し高台にあるようで特に問題は無かったのですが、バガン空港に飛行機が着陸する直前まで、その周辺地域のほとんどが濁った水に覆われているのが確認できました。
また、空港からセンターへ行く途中のパコック周辺は、泥水が海のように広がり、所々に木々や建物が頭をだしていてそのあたりに村があることを知ることができるくらいでした。
特にミャンマーの内陸部の北部で大雨が続き、洪水などの被害が大きかったようですが、乾季に向けて貯水していたダムの決壊を恐れて、急に開放したためにその下流部での被害が大きくなったという話を聞きました。
内陸部の乾燥地帯でも、川の近くでは年に1度くらいは川の氾濫があり、 それにより肥沃な土が上流から運ばれ農業が行なわれているそうです。 そのため地域の人々は、こういった洪水にはある程度慣れているようですが、 今回は、例年以上に雨が多かったこと、ここ数年川の氾濫が無かったこと、 ダムが急に開放したことで水位の上がり方が早く、 持つものも持たずに逃げた人が多かったようです。
私たちが行った2、3日の間は天気もよく雨も降らなかったので、 少し水位が下がったように思えましたが、 場所によってはまだまだ上がっているところもあるようです。 上の写真は、パコックからセンターへ行く途中に寄ったザヤマ村の様子です。 ザヤマ村はほぼ村全体が水没し、学校なども高台のお寺を間借りして、 村人も隣村の高台に避難しているとのことでした。
***********************************
オイスカでは避難をしている住民に食料を配布するなどの緊急支援を開始しました。 また復興に向けた農業支援など長期支援も実施していく予定です。 詳細は
こちら
緊急支援募金へのご協力よろしくお願いします。