中部日本研修センターの森田です。 昨日に引き続き、サバ州訪問レポートです。
私は、1985年からサバ州を訪問するチャンスが10回程ありました。 その頃から比較すると、まさに浦島太郎のように思われます。
当時、道路といえばトラックが丸太を運ぶ道のことで、土と砂利のでこぼこ道。 川も横切らなければならず、四輪駆動の車が必要不可欠でした。 州都コタキナバルのショッピングセンターは、できたてで、 エスカレーターに恐る恐る乗る村人の姿が印象的でした。
今は、世界の有名ブランド店があります。 健康食品や化粧品などの店も増えてきています。 店の様子や買い物客の服装も洗練されて来ています。
当時、車はお金持ちの乗り物でまだまだ多くありませんでした。 今は、トヨタのレクサスやランドクルーザー、6人乗りの4WDの ハイラックス(ピックアップ)など車があふれています。 そのせいで都会の渋滞が大変です。駐車場の確保も大変になりました。
村では昔、ゴムが多かったのですが、今は、オイルパームが増え続けています。
村人は、ゴムとオイルパームの国際価格の上下で一喜一優しています。今は、安くなってきています。ゴム1kgで100円程度。オイルパームは、1トンで1万6千円程度。両方とも高い時の半分程度だそうです。
村人の生活は、この国際価格に左右されているといえます。