オイスカ・フィジーの菅原弘誠です。
フィジーの研修センターから車で20分ほど離れた場所に、Shangri-La’s Fijian Resort & Spaというホテルがあります。とても大きなリゾートホテルで、敷地は東京の日比谷公園の約2倍だとか。
実はこのリゾート、お客さんと一緒にマングローブ植林やサンゴ礁の保全などにも取り組んでいて、その担当者とも知り合いでした。
そのホテルから、地元のハンディキャップスクールで植林や野菜栽培の指導をしてほしい、との依頼を受けたのです。この学校はリゾートが定期的に支援をしているようで、学校の要望で今回は植林をするにあたり、オイスカのノウハウを提供してほしい、ということでした。
地元シンガトカにあるハンディキャップスクールの生徒のためなら、ということで環境と農業研修のスタッフ1名ずつと参加、当日はホテルの常連のお客さん(ニュージーランドからのお客さんで、何度もフィジーに来ているそうです)も一緒に活動に参加しました。
生徒によって耳が聞こえなかったり、脳に障害があったりと症状は様々。でも、一度植林などの行動を開始すると、みんな笑顔で取り組んでくれました。木だけでなく、この日は学校の敷地内にレタスやトマト、キャベツなどの野菜も定植。オイスカから持っていった苗を植えた生徒たちは、これから交代で水やりをする、と張り切っていました。
オイスカは日本でも色々な企業と協働をしています。ここフィジーでは、観光が大きな産業の一つであり、今回のようにリゾートホテルと協力して貢献できる活動がきっとあるはず。
先方の担当者も、改めてオイスカとの協働の意義を感じてくれたようなので、これから更なる可能性を模索していきたいと思います。 ビナカ!