オイスカ・フィジー駐在員の菅原弘誠です。
フィジーでの農業研修に、二人の頼もしい仲間が加わりました。 一人目はパナパサ。 四国研修センターでの1年間の農業研修を終えて、3月に帰国しました。センターの研修に加わって早速、点呼のときの研修生の様子を指導したり、 礼の細かい角度を教えたりと、日本で学んだ規律のこともしっかりと教えてくれています。
二人目はルケ。 西日本研修センターで、三菱UFJフィナンシャル・グループさんの支援による 「環境保全型有機農業の指導者育成コース」を終えて、同じく3月に帰国しました。 彼は自分の村に大きな土地を持っていて、帰国してすぐにその農場を整えて 奥さんと親戚に託し、研修センターに戻ってきてくれました。 話をしたときの「はい!」というきびきびとした返事に、日本で彼らが学んでくるのは農業技術だけでなくオイスカ精神である、ということを感じます。
この二人は、「力を合わせてオイスカの農場を有機野菜でいっぱいにする」と語ってくれています。 これから6ヵ月、二人はボランティアとして今のスタッフと力を合わせてフィジーでの農業研修に励んでくれます。 フィジーの若者に、日本で学んだことを伝える。オイスカの各国の活動はつながっています。
日本の支援者の皆さん、帰国した研修生を引き続き応援してください。 そして、研修事業を続けられるよう、一人でも多くの方がオイスカ会員になってくれることを期待しています。 ビナカ!