フィジー駐在員の菅原弘誠です。
先日、フィジーで実施している2014年前期の農業研修の修了式が行われました。
フィジーに来て2年半、5回目の修了式ということでだいぶ実施についても慣れてきて、 協働運営している政府側との役割分担もうまくいくようになっています。
フィジー流の飾り付けで準備された
修了式の会場(センターの教室)
修了式に臨む研修生たち
主賓としてスピーチをする青年スポーツ省のDirector
当日、主賓としてやってきたのは青年スポーツ省のDirectorでした。省の中で3番目のポジションになりますが、彼は青年スポーツ省の生え抜きで、オイスカの取り組みについてもよく理解をしてくれています。
修了式のスピーチの中でも、オイスカの人材育成だけでなく、環境保全についての貢献にも謝意を示してくれ、1990年からのフィジーでの取り組みの積み重ねの成果を感じることができました。
毎回、修了式で見る研修生の誇らしそうな顔が、5か月の研修の疲れも癒してくれます。最初センターに来たときには自信がなさそうだった彼ら彼女らが、自信に満ちた顔で卒業していくのが、嬉しい限りです。
取材を受ける研修生も
修了証を手にした彼らの顔は自信に溢れています
研修生との集合写真
とは言っても、彼らの挑戦はこれから始まるわけです。自らのコミュニティーに戻り、それぞれの環境に合わせてセンターで学んだことを実践していくのは、簡単なことではありません。
それでも、研修生OBのフォローアップをして、しっかりと頑張っている姿を確認できることが多くあります。彼らも、きっとこれから大変な中でも、頑張ってくれると期待しています。
早くもセンターでは後期の5か月の研修生が到着しています。
継続した取り組みの中で、より大きな成果を出していけるように、関係者と協力しながら、現地スタッフと考えながら、活動を進めていきたいと思います。
フィジーの新聞でも大きく取り上げられました