今年フィジーでは、この5月22日に合わせて2校の「子供の森」計画参加校で植林を実施しました。 まずは午前中、Nalagi Public Schoolでは学校の全生徒が参加して、学校の周辺にフィジー原生の果樹を中心に植林しました。実は今週は、フィジーで実施している農業研修の研修生も環境について学び、体験する週だったので、この植林には研修生も参加しました。 研修生が穴を掘り、学校の生徒が木を植える。学校ではこの日に向けて校舎周辺に柵を作り、周辺で飼われている動物が木にダメージを与えないように準備もしていました。 校長先生は、この取り組みをきっかけに「グリーンクラブ」を作り、植えた木の手入れをしていきたい、と意欲を見せてくれました。
植林後、休む間もなくスタッフは移動、Loma Indian Schoolにやってきました。ここでも、先生や生徒が植林を楽しみに待っていました。それは、昨年末に発生したサイクロンで以前オイスカと一緒に植林した木の多くが倒れてしまっていたからです。 ここでは、植林前に校長先生が生徒にスピーチをし、その中で「木も人間と一緒。植えてから手入れをしないと成長しない。毎日水をやり、話かけて、愛情を注ぐと、その気持ちが反映されてどんどん育つ。だから今日、木を植えてからは毎日木に話しかけてあげよう!」と説明してくれました。 そう、まさにオイスカが伝えたいメッセージ、木の大切さ、気持ちの大切さ、校長先生にはしっかり伝わっているようでした。