こんにちは。マレーシア・サバ州にあるテノム研修センターのスタッフ、ガディです。 センターのニュースを皆さんにシェアします。
9月10日、2019年11月に入った研修生の研修修了式を行いました。本来なら、今年2月に修了式をする予定でしたが、新型コロナがセンターのある地域にまで広がり、2020年3月中旬から6月末まで研修が通常通りできなくなったことなどで研修期間が延長され、7ヵ月遅れての修了式となりました。
(研修生は皆、通常は研修期間中は寮生活をしますが、活動制限令が敷かれて研修ができない間、研修生は家族がセンターに迎えに来たり、スタッフが各県に送り届けてそれぞれ自宅で過ごしていました。スタッフが送り届けるようになるまでの間、残った研修生は皆でセンターの作業をしていました)
2020年7月から研修を再開しましたが、同月の最後に予定していたセンターの研修コースごとに実施している最終試験(この試験の結果で、修了証をもらえるか決まります)もできず、研修生は試験ができるまで、センターで待ちました。研修期間が終わっても、毎日仕事はあります。例えば畑の水遣り、ニワトリのえさやり、加工品の注文もスタッフを手伝いました。
食事の様子。女性・男性に分かれて、間隔を開けて食べています
いつ試験ができるか分からないので、研修生は少しやる気が無くなりましたが、待つしかありませんでした。そして、9月6・7日にやっと試験が出来るようになって、オンラインでやりました。試験の日の後、9月10日に修了式をしました。センターのある地域も、新型コロナにかかった人が多くいて、センターのスタッフも何人かコロナにかかりました。修了式は、従来のように両親、友達、オイスカのスタッフなどの皆の参加のもと実施することができず、修了証をもらって、記念写真を撮影してすぐに終了し、少し残念でした。
KPD/オイスカ青年研修センターGeneral Manager 始め、少ない人数で修了式をしました
各研修コースの最優秀研修生
式は短く、修了生以外の参加者もいませんでしたが、研修生は家に帰れるだけで嬉しそうでした。9月15日に研修生全員がそれぞれの村へ帰りました。研修生がいない間は、センターの作業はスタッフがやりました。
そのあと、マレーシア全体の感染者数が前より少なくなって、ワクチンを打った人も93.8%になりましたので、10月5日、センターに新しい研修生が入所しました。今回は、研修生が入る前の日に自分でコロナウイルス持っているかどうかCOVID-19 SELF TEST KITでチェックをして、陰性だった研修生だけ寮に入りました。今回は62名の研修生のうち、3名がひっかかってしまいました。
研修が始まって最初の2週間、オリエンテーションで毎日センターのルール、点呼のやり方、センター施設の見学、研修生の自己紹介などをしました。研修の間、マスクはかならず使います。顔が隠れて研修生の顔が時々分からないです。
点呼、ラジオ体操の練習。マスクをしながら実施しています
つみ木もしました。初めてですけど楽しいです。
新しい研修生が入ると、また新しい顔、個性、名前などがあります。スタッフとしてはそれが一つの楽しみです。
また研修生たちの技術や精神の成長も楽しみです。今の研修生は17ヵ月間の研修期間です。今回の研修もスムーズに行けるように、がんばります!