2012年10月22日

グローバルフェスタJAPAN2012 報告1 ~まゆ~

  • 本部スタッフ
  • 初めまして。インターンの鈴木です。6月からオイスカの本部で活動させていただいています。
    10月6日、7日に日比谷公園でグローバルフェスタJAPAN2012が開催され、オイスカも参加しました。 グローバルフェスタJAPAN2012とは、「国際協力」をより身近なものに感じ、 国際協力の現状・必要性などについての理解と認識を深めることを目的としたイベントです。
    オイスカは、ブース出展とワークショップを行ないました。 ブースでは、まゆ人形づくりを体験していただき、オイスカの活動を紹介しました。  なぜ、まゆなのか? オイスカでは、フィリピンでネグロス養蚕普及プロジェクトを展開しています。 このプロジェクトについて少し説明させていただきます。
    かつてフィリピン・ネグロス島は砂糖産業に頼ってきました。 しかし、1980年代の砂糖の国際価格の暴落により、サトウキビ農園で働いていた農民たちは貧困にあえぎ、 一時は「飢餓の島」と呼ばれるようになってしまいました。 1989年、西ネグロス州政府より協力要請を受けたオイスカは、 そういった農民を対象に養蚕の技術指導と普及を始めました。 現在は、養蚕が次第にひろまり、農民の生活改善が進んでいます。 https://oisca.org/project/philippines/

    今回は、くずまゆを使用した「まゆ人形づくり」を行いました。 くずまゆとは、絹糸にならない、少し質の良くないまゆのこと。 プロジェクトを行う上でどうしてもできてしまいます。 そのまゆも無駄にせず、人形として活用しプロジェクトに役立てています。たくさんの方々が可愛いまゆ人形を作っていかれました。    
    まゆ人形づくりを通して少しでもオイスカの活動を身近に感じていただき、 興味を持っていただけたらと、体験型の企画にしました。  参加していただいた皆さん、ありがとうございました。

    少々遅くなりましたが、今日から3回に分けて、グローバルフェスタについてお伝えしていきます。

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