本部・啓発普及部 長野です。
今日(10/29)は、お天気がよく暖かい一日でした。 そこで、チームの皆とカマ研ぎをすることにしました。 この鎌は「森づくり」の中でも重要な、苗木を植えたあとの管理作業のひとつ 植栽場所の下草刈りにボランティアさんたちが使うものです。 寒くなり下草刈りのシーズンも終わったので、 来年に備えて綺麗にしてあげなければなりません。
箱、オープン!! どーん|||||||。 管理が悪く、鎌が『サビサビ』に・・・。 大反省です。
季節外れの蚊がウロウロする事務所の木の下で、 香取線香を囲んで作業開始!! でも、鎌研ぎってとっても難しいんです。 刃のカーブにそって、まっすぐに砥石をあてなければなりません。 下手に研ぐと、余計に切れなくなるのだそう。
オイスカに入るまで、鎌研ぎなどしたことのない私ですが、 今では、仕事の一部になっています。 はじめの5本くらいは、とにかく鎌をどれだけ綺麗にできるかに力を注ぎ、 ビフォアー・アフターを楽しむ余裕があります。 (上が研ぐ前、下が研いだ後)
次の10本に到達するまでに、だんだん作業に飽きてきてしまうので、 「懐メロ」を歌ったり、「しりとり」を仲間にけしかけたりしながら、 楽しく作業できるように心がけます。
最後の5本は、もう無言です。 ただただ、研ぐ研ぐ研ぐ・・・。 残り2本を研ぐ頃には、鎌ではなく精神がすり減っているのではないかと思うほどです。 最後の1本は、「ウォー」とか「頑張れ―」とか、叫ぶことで乗り越えました。 そして、作業開始から2時間40分。 なんとか、3人で40本以上の鎌を磨ききりました。 木を植えるだけでは「森づくり」は出来ません。 下草を刈ったり、枝をはらったり、間伐したり・・・。 道具の管理や手入れもその一部であり、大事な作業。 ボランティアさんと森に入る時、道具をお借りすることも多いのですが、 お借りした後、こうやって道具の手入れをしてくれている人がいることをついつい忘れがちになっています。 今日、それを改めて思いだすことができました。 皆さんも、ボランティア活動などで道具を使うことがあれば、 その後のお手入れのことを少し思っていただきながら、使っていただけるといいなと思います。ずら~っと並んだ研ぎ終わった鎌たちです。