ボラァー!オイスカ・ボランティア、オイ・ボラ徳田です。
2月22(土)から1泊2日で、宮城県名取市に行ってきました。
オイスカと「名取市海岸林再生の会」が、 大震災直後から取り組んできた「海岸林再生プロジェクト10ヵ年計画」の 活動報告会が開かれたからです。
「活動報告会」では、オイスカが初めて地元の人たちと会いに行き、 この5月にようやく植樹のときを迎えるまでを、 プロジェクトに関わった関係者や経済面あるいは無償の労働などで プロジェクトを支えて下さった人たちの証言によって3年間の活動が語られたのです。
いやぁ、びっくりしたことがいっぱいあります。
まず第一に、植林=木を植えるだけなのに、 こんなに手間ひまがかかるのかということ。そして、行政や国との間で、こんなにも煩雑な手続きが 要るのかということです。
種まきから育苗までの作業は、 これからも継続していかなければなりません。 なにせ100ヘクタールもの広大な海岸林をつくっていくのですから。
この気の遠くなるプロジェクトは、 国内外で植林と農業支援を半世紀以上手掛けてきた、 国際NGO団体「オイスカ」でなければ手掛けられなかったことも、 今回の「活動報告会」で実感することにもなりました。
ボランティアを始めてから今でも、 「オイスカって何?」という疑問が消えなかった私にとって、 今回の出席はとても大きな収穫でした。 でもこの疑問、私だけがもったわけではないことも知りました。
地元の「名取市海岸林再生の会」の人たちが、舞台上こう言ったのです。 「震災後、避難していた名取二中の体育館に、オイスカの人たちがやってきて、 海岸林をもう一度つくりましょうと言ったんだ。だけどさ、オイスカって何?って思ってさ」
オイスカ職員が、その夜、宴会に誘ったとき、 10人は来てくれるだろうと思ったのに、 実際に居酒屋にやってきたのは3人だけだったとか。
その3人からスタートして「名取市海岸林再生の会」に発展したことも今回初めて知りました。