6日目は朝早くにガンジス川の沐浴の見学をしに行きました。朝早くにも関わらず、お店は閉まっているところは多いものの人の活気に溢れていました。沐浴場(ガート)ではたくさんのヒンドゥー教徒が沐浴しており、頭まで浸かっていましたがすぐ近くには火葬場もあり、またガートの近くでは洗濯している人や歯を磨いている人などが居り、とても衛生的に良いとは言えないところでしたが、宗教上聖なる水と言われていることから、どうにもできないことなのかなと痛感しました。
一通り沐浴を見学した後、ホテルへ戻り、植林をしにバサンタ女学校へ向かいました。ここでは最初に学生や先生方と一緒に植林を行い、セレモニーに参加しました。セレモニーでは、バラタナティヤムという伝統舞踊や劇を観覧し記念品に首飾りや記念盾などを頂きました。1時間程移動し、河川ターミナル開発予定地へ向かいました。ここはバラナシとカルカッタを結ぶ運河が建設されるところで隣には大きな建設機械も備えてありました。ここでもセレモニーに参加させていただいた後、記念植樹として一人1本ずつくらいしか植林は行っていませんが、現地の方との交流をすることができ有意義な時間でした。帰る途中には雨がひどく車から降りることはできませんでしたが、インドでも有名なバラナシ・ヒンドゥー大学を見学しホテルへ戻りました。
ホテルで少し休息した後は、朝と同じガンジス川へ向かいプージャというヒンドゥー教の伝統儀式と、火葬場を見学しに行きました。プージャはヒンドゥー教でもカーストのバラモンという最高地位の方しか行うことができず、とても幻想的な儀式でした。その後行った火葬場では、女性は立ち入ってはいけない、涙を流してはいけないなどいくつかの決まりがあるところで3500年間絶やさず火を焚き続けているらしく、生ということについてとても深く考えさせられました。
7日目は午前中に現地でお土産などを購入し、日本行きの飛行機に乗り帰国しました。
今回のインドの植林では植林だけでなくメディアには映らないインドの現状などが自分で確かめることができ1週間で本当に貴重な体験をさせていただいて日本人の普段何気ない生活での有難さというのをものすごく実感することができました。今回の経験を無駄にせず、今後自分に何ができるかというのを考えていきながら、世の為人の為に少しでも尽くしていけるようこれから頑張っていきます。
今回の植林参加にあたり誘っていただいた中野利弘副総裁を始めオイスカ職員の方々、またご尽力されているオイスカ会員の方々に心よりお礼申し上げます。有難うございました。