ジャカルタから大垣です。
この度、インドネシア駐在員を拝命し、昨夜ジャカルタに到着しました。日本は大寒波だったと聞いていますが、当地は蒸し暑く、半袖短パンで過ごす方が快適なくらいです。出発前までヒートテックにダウンジャケットを着ていたことがウソのようです。地球っておもしろいですね。
私の赴任地はスカブミ県ですが、現在は政府指定ホテルで10日間の隔離期間中です。コロナ過での渡航ということもあり、様々な場所でコロナ陰性証明書の提出が求められ、PCR検査も日本出国から隔離ホテル解放までの10日前後で3回も受けないといけません。鼻の奥にあの長い綿棒を突っ込まれるのはなかなかの苦痛ですね。いつの日か国際NGOやグローバル企業の採用欄にPCR検査に抵抗が無いことが要件に加わる日も近いかもしれません(笑)。
さて、私の場合オイスカに入ってまだ一年ちょっとです。新米の私がアジアの大国に一人で赴任するわけはなく、今回はオイスカの大先輩、木附文化インターナショナル事務局長と一緒です。木附さんはこれまでにバングラデシュ、タイ、ミャンマー、インドネシア(アチェ)など、様々な活動国の現場で海外プロジェクトを運営管理してきた、いわば駐在のエキスパートです。これから数年間、オイスカ歴50年以上の木附さんの下で、沢山のことを学ばせていただけるのが楽しみです。
私個人の抱負としては、まずは目先の任務をしっかりと全うしたいです。インドネシアでは外務省助成の伝統的農村地域の開発案件やマングローブ植林、「子供の森」計画など、実績を上げている数多くのプロジェクトが進行しています。無論、私ごときでは、これまでの日・イ関係者の皆様の卓越した運営管理能力には到底及びませんが、毎日少しずつ業務を吸収して、日進月歩で貢献できればと思っています。
また、東南アジアは人生で初めてということもあって、文化面でも本当にワクワクしています。赴任前には、インドネシア関連の文献や小説を読みながら、ずっと当地での生活に胸を膨らませていました。その想いが放出するように、スカルノ・ハッタ空港到着時には、スタッフが着ている伝統衣装バティックの洗練されたデザインに感動が止まりませんでした。
今回の駐在は、ご縁あっていただいた素晴らしい機会です。まずは日本との歴史的関わりも深いインドネシアで自分の足元を見つめながら、多様性の中で自らの感性を磨き、楽しんでインドネシアの皆様と仕事ができればと思っています。