本部・啓発普及部長野です。
10月15日は、「富士山の森づくり」今年最後のボランティア活動の日でし た。 富士山でも深刻化している鹿による食害から苗木を守り、きちんと育てていくために、植栽木1本、1本にネットを巻いていくという大切な活動です。

その日は、一緒に活動をしているJR連合さん、㈱ニコンさんの社員さんやご家族、総勢130名が集まって下さることになっており、林業関係者、資材屋さん、バスなどの手配をしてくれている旅行会社などなどさまざまな関係者の皆さんが準備を進めてくれていました。 なのに!!! 1週間も前から天気予報は、雨…… 2日前、予報は雨どころか、強い雨。 何度見ても、やっぱり雨。 違う天気予報のサイトを見てみても、雨。 テレビのお天気おねぇさんも「雨でしょう」。 も~。こうなったら神頼みしかない!!と、チームのみんなで作ったのが、「てるてる坊主」 各自のデスクからおやつを引っ張りだし、お供えをし、手を合わせる。 「てるてる様、晴れなくとも、曇りでもいいので、雨だけは……」 お腹が空いた夜、お供え物に手を出したい時もありました。 でも「お供えもの食べて、雨降ったら後悔するで!!」の言葉にぐっと我慢。

そして迎えた当日。 滝のような、大雨……。 「お供えもの食べなかったじゃないですかー。てるてる様ぁぁ」 もしかして現場は、雨が降ってないかもしれない!! 祈る気持ちで山梨まで車を走らせました。 参加者の到着を待つ間、現場にあがってみるものの活動地も大雨・強風。 森林組合さんも「これじゃぁ、危なくて活動はさせられない」との見解。悔しいけれど、中止の覚悟をしました。でも森林組合さんらは、「せっかく参加者が来てくれてるんだから、皆が来るまでは待ってみよう」と大雨、強風の中、帰らずに現場で待ってくれました。 それから2時間。 いざ参加者が集合場所に集まり、バスが現場にあがるころ、なんとあれだけ降っていた雨があがったのです。

てるてる様1
雨があがり、現場まで移動する参加者の皆さん

そして、予定していた作業が無事に終わり、参加者の皆さんがバスに乗った頃、また雨がぽつぽつ……。 プロジェクトを統括するウルトラ晴れ女、山梨のTさんのパワーという説が現場ではささやかれていましたが、「てるてる様」にも感謝です。 ただ、そのてるてる坊主「顔が怖い」と、みんなから可愛がってもらえませんでした。

てるてる様2
顔が怖いと言われても、ちゃんと役目を果たしてくれました

私には可愛く見えるのですけど…… 裏ではそんな、ささやかで可愛い努力もしているオイスカであります。

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