こんにちは、バゴ研修センターの中川です。
2月27日~3月2日、フィリピンでは「子供の森」計画ナショナルワークショップが開催されました。
このワークショップは、フィリピン各地から、「子供の森」計画に参加している、子どもたち・学校の先生・そして各地の活動を引っ張っている、コーディネーターが一堂に会すもので、毎年1つのテーマのもとに活動を行っています。
フィリピンは多くの島から成り立っている島国なので、前日から飛行機で移動するなどして、今回は約150人がルソン島のヌエバビスカヤ州に集まりました。
今回のテーマは、「流域生態系を理解し、その機能と役割へ感謝しよう!」。
少し難しく聞こえますが、森と水との関係や、役割、そしてそれらを保全することの大切さについて学びを深めることを目指したもの。講義だけでなく、グループワークや野外実習など、参加者が楽しく学べる内容を組み立てました。
ワークショップの中では、フィリピン大学の教授や、「子供の森」計画コーディネーターによる講義のほか、オイスカが植林プロジェクトを展開している山での自然観察やネイチャーゲーム、今回のテーマに沿ったポスターの作成などを実施。自然観察では、山や川の周りにはどんな動植物がいるのだろう?と種類や数を数えたり、土によって育っている木の種類が異なることを発見したり、時には葉をパクっと食べてみたり、、!
最後には、それぞれ趣向を凝らしながらグループごとに学んだことを歌や劇、ダンスを交えて発表。森を守ることが綺麗な水や多くの生きものを守ることにつながる、豊かな緑と潤いにあふれたふるさとを守ろう!といったメッセージが共有されました。参加者のなかにも、多くの「気づき」があったようです。
さまざまな地域の伝統的なダンスや歌の披露もあり、そして何よりたくさんの出会いもあり・・・多くの発見がつまった3泊4日でした。今回参加者が学んだことがそれぞれの地域に広がり、各地で「子供の森」計画の活動がより活発になることが私たちの願いです・・・「気づき」が行動になるように、オイスカでもしっかりとサポートしていきたいと思います!