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「子供の森」計画 本部スタッフ
こんにちは、海外事業部の濵﨑です。前編の愛知編に続き、後編では5月12日からの長野県木曽地域での様子をお届けします。美しい山々に囲まれた木曽では、地元の学生たちとの交流、そして豊かな自然を体験することができました。
5月11日(月)は木曽青峰高等学校を訪問しました。お互いの活動の発表を行ったほか、文化交流として地元の木曽踊りとインドネシアの伝統的な踊りを披露し合いました。最初は少し緊張していたものの、一緒に踊り、学校案内をしていただく中で距離が縮まりました。午後からは演習林の散策を行い、日本の林業教育への理解を深めました。
5月12日(火)は、長野県林業大学校を訪問しました。 初めに双方の活動発表が行われ、その後、木製のプレートにお互いの名前を記入し合い、オリジナルのネームプレートを作成しました。続く樹木学の学習では、指定された葉の特徴を言葉だけでチーム内に伝達していく「ミツバチ伝言ゲーム」を体験。これは、指定された葉っぱの特徴を言葉だけでチームの仲間に伝えていくゲームです。どうすれば相手に正しく伝わるか、みんな工夫しながら楽しんでいました。その後の「樹木鑑定」でも、実際に採取した枝葉を観察し、図鑑を用いて樹種を特定する共同作業に挑戦。言葉は違ってもお互いに協力し合い、熱心に図鑑をめくる姿が印象的でした。
午後は、木曽森林組合の林業現場を訪問しました。まず見学したのは、樹齢70年を超えるカラマツをチェーンソーで切り倒す実演です。山林に響き渡る音とともに、巨木が地響きを立てて倒れる圧倒的な大迫力に、みんな息をのんで見入っていました。 案内してくださった職員の方から、「木材は大切な地球の資源。だからこそ無駄なく有効に使い、将来のために残して育てるべき木を見極めながら伐採している」という、持続可能な森づくりの大切さを教えていただきました。続いて、林業機械(ハーベスタ)を使った枝払い、丸太を切る作業や、トラックへの積み込みなどを見学。日本の高度な林業技術に、一同は深く感心していました。
その後は、木曽おもちゃ美術館を訪問しました。 館内は地元の木材がふんだんに使われていて、一歩足を踏み入れると木のいい香りと温もりに包まれます。高校生たちは、五感を刺激するさまざまな木のおもちゃに実際に触れながら、森林資源のユニークな活用方法について学びました。
5月13日(水)は、赤沢自然休養林を訪問し、新緑の林内を散策しました。ここは伊勢神宮の木材を伐り出す由緒ある歴史を持っていることや、木曽五木(ヒノキ・アスナロ・サワラ・ネズコ・コウヤマキ)と呼ばれる美しい木々が生い茂る森であることなど、歴史と自然の奥深さに触れることができました。散策の途中、森の中を流れる渓流に立ち寄ったとき、インドネシアの高校生たちは、川にごみが一切落ちていないことや、透き通った水の美しさにとても感動していました。日本の豊かな自然環境と、それをみんなで大切に守り続けている保全意識の高さを肌で感じる、素晴らしい体験となりました。
その後は、牧尾ダムを見学しました。現地ではあいにくの雨となってしまいましたが、直前に訪れた赤沢自然休養林のような広くて豊かな森があるからこそ、大量の雨水がしっかり蓄えられ、私たちの生活に欠かせない水が守られていることを実感しました。
5月14日(木)は名古屋城を訪問し、先日まで長野県木曽地域でのプログラムで学んできた木曽ヒノキがふんだんに使用されている本丸御殿を見学しました。これまで自分たちが学んできた山林や木材が、実際に日本の伝統的な建築物へと活用されているところを目の当たりにしました。
同日の夕方には、オイスカ中部日本研修センターにて、活動報告会・修了式が開催されました。修了式では、参加者を代表して3名から、心に響く力強い決意や想いが語られ、最後には、研修を無事に修了した生徒・教員の一人ひとりに修了証が手渡されました。その後に行われた夕食時のさよならパーティーでは、同センターの研修生やスタッフも交え、最後まで和やかな交流が続きました。
ご協力いただいた皆様、温かく迎えてくださった地域の皆様、本当にありがとうございました!※この事業は国土緑化推進機構「緑と水の森林ファンド」を活用して実施しました。