皆さん、こんにちは。
海外事業部の山本です。
ミャンマー地震発生からもうすぐ2ヵ月になろうとしています。
2025年3月28日に地震が発生した直後から、ミャンマー国内にある2ヵ所のオイスカの研修センターでは近隣の被災者に対して食料や水の支援を始め、日本のオイスカ本部でも被害の甚大さから支援の要請を受け、4月1日からミャンマー地震緊急支援募金を行っています。
これまでに明らかになった現地の状況、取り組んできた支援活動について報告する機会をつくりたいと考え、5月20日にオンライン報告会を実施しました。

報告会では、ミャンマー事業担当の藤井さん、四国研修センターのミャンマー人スタッフであるミンさん、ミャンマーの研修センタースタッフのイーさん、ニーさんからお話をしました。
詳しい内容については、ぜひアーカイブをみていただきたいと思いますが、私はお話を聞いて、「思いが詰まっている」ということをすごく感じました。
はじめに藤井さんがミャンマー地震の状況や、これまでの支援活動についてお話してくれました。その発表の最後に、ミャンマーセンターのスタッフについて「大事な大事なパートナーです。かつ、緊急支援の活動を何回も実施した経験があり、必要なところに必要な支援をこれからも続けてくれると思っています」と言っていたことに、揺るぎない信頼を感じました。
四国研修センターで勤務しているミャンマー人スタッフのミンさんは、日本にいながらミャンマー地震の知らせを受けたときの気持ちと、ミャンマー人として、できる限りの方法でミャンマーを助けたいという思いを話してくれました。
震源地に近いミャンマー第2センターのイーさんは、周辺の被害の状況を事細かに報告してくれました。特に被害が深刻な村はいくつか、被害が大きかった地域ではどのような生活になっているか、インフラはどこでどのくらいの期間機能していないか、食料の値上がり状況、学校の被害、町やお店の様子など、話を聞いてはじめて、「あ、そういった側面の影響もあるんだな」と思うことがたくさんありました。
ミャンマー第1センターのニーさんは、村をまわって見聞きしてきたことを詳しく話してくれました。余震が続くため建物の中にいられず、外で生活する人がいること、ニーズの聞き取りをしてセンターでサポートの準備をしたこと、日本からの支援で米と油を配る説明をしたら村の人たちの顔が明るくなってびっくりしていたことなど、被災地の人々に寄り添いながら支援活動を進めている様子がわかりました。

最後の質疑応答の時間では、とても心あたたまることがありました。
参加者の方から、
「支援を必要としている人たちのところに、必要な支援がオイスカのみなさんを通じて届けられているなということを大変強く感じました。本当にあたたかい気持ちを持って取り組んでおられることに、心から力一杯の声援を送りたいと思います。(ミャンマー人スタッフの)日本語はすごいなぁと思いました。私たち日本人にも、本当にみなさんの考えていること、思いが直接に伝わってまいります」
といったお言葉をいただきました。本当にうれしかったですし、ありがたいなぁと思いました。
報告会中のチャットでも、
「ミャンマーの現状を知ることが出来て、本当に良かったです。まだまだ支援が必要だと思いますので、募金します。またミャンマーの報告会開催お願いします」
「いつか、ミャンマーを訪問する機会があったら行きたいと思います」
というコメントをいただきました。
事後アンケートでも、
「このような活動にはご苦労が多いと思います。オイスカスタッフの皆さんの献⾝的な活動に敬意を表します。これからも頑張って下さい」
「現地の方の安全と健康を祈ります」
というコメントをいただき、本当に本当に、あたたかい気持ちに支えられてオイスカの活動ができていること身に染みて感じました。
こうした応援が支えとなり、自信をもって活動に取り組んでいけるようになるのだと思います。改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
人を思う気持ちで支えあっている―今回の報告会で感じたことです。
オイスカでは、引き続きミャンマー支援の活動に取り組んでまいりますので、皆さまのあたたかいご支援とご協力をよろしくお願いします。