山梨県支部 事務局次長の菅原です。
日本の象徴である富士山、そこに春の名物桜が! というと春になると毎年咲く、と思われるかもしれませんが、これが皆さまの手で植えていただいた桜となると話が変わってきます。こちらの写真は、2008年に植林したヤマザクラ! 見事な花を咲かせてくれました。
富士山の森づくりは2007年から植林を開始し、もともと富士山に生えていた広葉樹から5種類を選んで植林、現在は植えた木を守り育てる活動を継続しています。毎年、「富士山の森づくり」推進協議会に参加いただく企業やオイスカ会員さんなどのボランティア参加者の手で、シカの食害から木を守る保護ネットの修繕や除伐などを行っています。
厳しい自然環境、雪による被害、シカの食害、さまざまな困難があっても、「100年の森づくり」として今年18年目の活動を迎えています。育っていく植栽木を見るのが楽しみですが、このように花を咲かせるまでになると喜びもひとしおです。ちなみにこの写真は活動当初から富士山の森づくりの調査チームとして関わっていただいている山梨県森林総合研究所の長池さんに提供いただきました。
これまで森づくりに参加してくださった方、継続的に活動いただく企業の方、富士山に植えた木は成長を続けています!