皆さんこんにちは! ウズベキスタン プロジェクト調整員の青山です。
もう9月下旬、2024年まで残り3ヵ月。
私も、ついこの間帰国したと思ったら、もうウズベキスタンに到着していました。(9月20日夜無事に現地入りしました!)
この2ヵ月間、いろんな人に会ったり、いろんな場所を訪れたり、とても充実した日本での時間を過ごしておりました。
そして、次の渡航に向けてさまざまな学びがあり、心も整理されました。
特に、私の国際協力の原動力が何であるのか、振り返ることができました。
「自分の望む世界のために行動できているのだろうか…。」
現在、オイスカ本部事務所でインターンをしている中屋さんと、会うたびにそんな話をしていました。ふと、とある先輩から、行動力の源は「自分事であること」「好きであること」「ロールモデルがいること」この3つではないかと教えてくれました。その中でも「自分事であること」が今の自分に刺さりました。
私の国際協力の原動力は何なのか。
それは、高校1年生の時に浮かんだある風景を実現したい、です。中学の部活動で部員同士のもめごとがあったのですが、当時の私は他人事のように接していました。それを高1になって思い出し、当時の自分への怒りと「将来は人のために働きたい」との想いを抱くようになりました。
そんな時、自宅のトイレで、突然頭の中にある写真のイメージが浮かびました。白衣のような服を着た私が、砂漠の中(多分アフリカ)で、肌の黒い5歳くらいの男の子とピースをしている写真です。これまで海外に全く興味が無かったので、これはなんだと自分でもびっくり。その後、テレビでJICAのCMを見て、「あの写真はこれだ!」と国際協力に興味を持ち始めました。
世界には、そこに生まれたからというだけで、死と隣り合わせの中で暮らしている人がたくさんいる。私の最終目的地は、そういったところなのかもしれない。でも、今の私にはそこに行って貢献できるような技術も経験も何もない。だから、今はそれを培う期間で、その場がウズベキスタンなのかもしれない。
これを機に、そんな想いが芽生えました。もちろん、ウズベキスタンにもさまざまな問題があり、その大きな1つがアラル海の沙漠化であることは間違いありませんし、この問題に少しでも貢献できるようにこれからも頑張りたいです。
特に、気候変動等による沙漠化は、アラル海に限った話ではありません。アフリカでも起きています。
出国前に、中屋さんととある映画観賞会に参加しました。そこで見た映画が、今のこのプロジェクトは価値あるものなのだと思わせてくれました。映画はサハラ沙漠を舞台に、サヘル出身のミュージシャンが故郷であるサヘルを巡り、人々に勇気を与えようと楽曲を作っていくお話でした。中には、紛争に巻き込まれた人とお話する場面もあり、沙漠化が紛争を拡大させていることを教えてくれました。現場で本当に必要なことを第一に考え、現地に尽くされた中村哲先生がいらっしゃいますが、先生が水路を作られた場所は紛争が無くなったとも当日お話を伺いました。
この鑑賞会を通して、沙漠緑化は紛争を無くすことにもつながっているんだと、今の私にとって希望になりました。
最後に、これから始まる2回目の滞在に向けた抱負で締めくくらせていただきます。
今回は、10月1日にオンラインイベント、10月下旬にはウズベキスタンツアーがあり、さらに前回との大きな違いは一人暮らしができることです。こういったイベントなどにしっかりと取り組むためにも、「規則正しい生活」を意識したいです。
小学生みたいな目標ですが、自分の暮らしを自分で作っていく、後悔しない時間の使い方で3か月間を過ごしたいです!