社風 ~三菱UFJニコス「Partner」誌を読みながら思ったこと~
2016年4月4日( カテゴリー: 現場レポート )
28日は市役所の部長さんとベテラン職員さんと宮城県立農業高校(名取市内。日本最古の農業高校)を訪問。
生徒さんに植樹祭をお知らせいただくなど、浅野と二手に分かれ、2日で市内を一気に告知。
生徒さんが作ったお米が、とうとうオーストラリアに初輸出されたそうです。高校生もTPP。世界視野。
同校はオイスカ第1育苗場のすぐ目の前にありましたが被災。今はプレハブ校舎。生徒さんはプレハブで
3年を過ごす子がたくさん。平成30年に移転。新しい農地の土で一から土づくりなのでしょう。
浅野は航空機燃料を扱うパシフィック㈱の鈴木社長の手を借りて、仙台空港関連各社に食い込んだ。
鈴木社長は、クロマツをユーモアを交え、独特の語り口で語る一人。同社はもう4年毎月寄附が続く。
先日、新聞広告で同社の歴史が掲載されていたが、最新の欄に「海岸林再生プロジェクトを支援」と
書いてあった。社長の事だから、広告とは別に、会社が続けていることを繰り返し全社員に伝えているはず。
海岸林の再生を通じて、社員にメッセージを送っているはず。
名取事務所に戻った。浅野は日没になっても、まだ外回り中。
再生の会の菅野さんの机の上に、三菱UFJニコス㈱がカード会員100万人に年10回ほど発行している
「Partner」4-5月号が届いていて、付箋がしっかりついていた。海岸林特集になっていた。
同社は、企業という企業の中で一番早く支援を決めてくれた。この5年、100万人に対して毎号必ず1ページ確保して海岸林再生の今を伝え続けてくださっている。
ちょっと疲れていたからかもしれないが、励まされた感じがして、同社のみなさまに久々お礼のメールをした。
自社の業種業態を活かした支援を他の企業もして下さっているが、その範を示すように黙々と先頭を行く。
他の企業もそれを見て「わが社らしく」とアイデア勝負を続けてくださるのが、わがチーム海岸林。
3月は年間で一番寄附が多く入金される。圧倒的に個人が多いのだが、非常に多くの企業や労組、各種団体から支援が続いている。残念ながら、メディアなどでは熱いハートや優れたアイデア、いわゆる「美しい姿」はなかなか取り上げられない。
先日、経済同友会の岡野常務との夕食のとき、「ぜひ次の同友会と合同の活動報告会では、企業・団体の取り組みの姿を報告したい」と申し上げたところ、一発、快諾いただいた。
ものの本に「社風」が書かれていることがある。いまチーム海岸林として、じつに様々な企業団体が
行動を共にして下さっている。私の立場では、とくに良い意味での「社風」を感じることが多い。
極端かもしれませんが、社会貢献の在り方は、社風を映す鏡とすら私には感じるのです。
この海岸林への取り組みが、各社の社会貢献の歴史、各企業の歴史の中でしっかり刻まれ、
自社の良い面として自覚され、自信を新たにしていただける取り組みとなることを目指します。
「Partner」を読みながら、ニコスさんだけではなく、各社の担当者の方たちの多くの顔も浮かんだのです。
今年も心豊かな、胸に秘めたる熱いハートの皆さんが来ることを、静かに待っています。