広報室の林です。
7月18日のボランティアの日が中止となってしまい、
7月4日の活動の報告が続きますがお付き合いくださいませ。
4日は、午前中の雨が激しいことが予想されていたため、
午前中の活動を中止し、午後13時に集合と決めました。
午前中、吉田が新人Iを連れて現場に行くというので同行。
吉田の目的は2つ。
大雨の直後の排水の状況を確認すること。
そして予定している午後の作業の確認です。
ポイントごとに排水路からどの程度水が流れ出ているのかを確認。
勢いよく流れてくるところと、
ちょろちょろと静かに流れてくるところがあり、
写真も撮りながらノートにメモをしていきます。
でも時々、キノコが気になってキノコも撮影。
そして午後の作業の確認。
うっかり現場の撮影を忘れてしまったのですが、
とあるクズの繁茂エリアで、プロが薬剤を使って駆除作業を
行うことになっており、その作業のジャマになる防風垣を
どかしておこうというのがこの日の計画。
しかし、雨のせいで防風垣が湿って重くなっており
また、滑りやすいうえに作業スペースも狭いことから
「今日の午後にこの作業を行うのは危険」と判断。
では、代わりに何をしようかと……
もう、この状況を見たらやるしかないでしょ~!
ということで急きょ予定していなかった溝切りをやることが決定。
実際の作業は新人Iさんが報告していますので、
ぜひそちらで成果を見てください!
やってよかった!
そう思える見事な溝切りでした。
広報室の林です。
先日のボランティアの日の前日、
広葉樹の施肥をオイスカスタッフで行いました。
(吉田もブログで紹介していました)
伸びの悪い苗を囲むように3カ所、穴を掘って肥料を入れます。
草が繁茂していたり、土が硬かったりして掘りにくい場所もありました。
今回が初の現場入りとなった新人Iさんは、
こうした作業に慣れていないため
道具の使い方を浅野から教わりながら作業を体験。
翌日もIさんはボランティアさんにスコップの使い方を教えてもらっていました。
東京で仕事をしていたらスコップで穴を掘る作業なんて
そうそう体験しませんからね。
後日、写真を見て、吉田と意見が一致したのは、
倉本の作業姿がずいぶん様になっていること。
慣れてきたんだね~と。
初めてのボランティアさんの中には鎌を使ったことがないという方も。
私は田舎に育ったこと、さらには専門的にではないにしても
2年間農業を体験したことから、比較的こうした道具に
親しんできているはずですが、ついつい簡単な方に流れてしまいます。
これ、お隣の現場で拾ったかわいいスコップ。
柄が長いより、手元に近い方が使いやすくて……。
下を向いて、いじけているように見えますが、
ちゃんと穴を掘っています!
こんなお遊びのような道具では、100haの
海岸林のお世話はとてもできないことも分かっています。
拾った現場に返してきましたが、翌日また拝借し、
うっかり持ち帰ってしまいました。また返しに行かないと……。
広報室の林です。
現場に行くと本当にたくさんの動植物を目にしますが、
名前を知らないものの多いこと、多いこと……。
田舎に住んでいた私にとって、子どもの頃からよく見ていた
なじみのある草も多いけれど、勝手につけた名前で呼んでいたりして
正しい名前を知らないことがほとんど。
これもそのひとつ。
緑の草の中に赤茶色の草があるのが分かりますか?
拡大するとこんな感じ。
よく見るんですけどね。
名前を知りませんでした……が、ふとした時に
テレビでその名前が紹介され、ネットで検索してみました。
テレビで紹介されていたものは「ナガバギシギシ」。
おもしろい名前。
「ギシギシ」には「ナガバ」のほか「アレチ」など
いくつか種類があるようで、現場にあるのが何かは不明。
でも「ナガバ」ほど葉が長くなかったような……。
調べているとスカンポと呼ばれることもある「スイバ」も
同じタデ科のギシギシ属の植物だと分かりました。
ある程度「これはタデの仲間だね」とか「これはカタバミかな」
とか予想がつくようになったら植物図鑑で調べるのも
楽しいかもしれませんが、今の状態はローマ字も分からずに
英語辞典を手にするようなものかもしれません。
こんにちは、浅野です。
虫が嫌いと公言しているのに虫のブログを書くことになってしまいました…。
すでにブログで紹介されていますが、今年はマツカレハがたくさんです。
マツカレハだけでなく、マツツマアカシンムシやマツアワフキもたくさん。
とりあえず、名前に【マツ】とついているのでマツに付く虫だということは分かるかと思いますが、
1種類ずつ説明しますね。(※下に写真があるので嫌いな方は見ない方がいいです)
【マツカレハ】
通称マツケムシ。
老齢幼虫は6~8㎝の大きさになります。
体を覆っている毛(黒い部分)には毒があり、刺されると強い痛みがあるそうです。
人によっては大きく腫れあがり、かゆみが1~3週間続くこともあるので注意しなければなりません。
ちなみに成虫は羽を広げると9㎝にもなる大きな蛾ですが、無害です。
今ぐらいの時期から10月ごろまでに成虫となりマツ葉に卵を大量に産み付けます。
卵から孵り、マツの下の方で越冬した幼虫は春になるとまたマツに登り葉っぱを食べます。
庭木などで発生した場合、葉っぱをほとんど食べ尽くして枯らしてしまうこともあるそうですが、
海岸林はマツがたくさんあり、1本のマツに大量につくことはないので枯れるほどの害は出ないと思います。
薬剤散布などの防除法もあるのですが、あまり神経質にならずに見つけたら駆除をしていくことにしました。
【マツツマアカシンムシ】
アカマツ、クロマツ、ゴヨウマツなどの新梢(新しく出た芽)に食い入り、内部を食害して褐変枯死させます。
海岸クロマツ林の植栽年~5年目くらいまでの被害が多いようです。
新梢だけを食べるので、マツ全体が枯れることはないようですが今後の成長に影響があります。
未熟な松ぼっくりにも入って種子が出来るのを阻害したりもするそうです。
5~9月に発生し、若齢木には大きな影響をあたえるということなので
再生の会の皆さんが駆除作業にあたっています。
【マツアワフキ】
名前の通り、泡を出しその中に棲んでいる虫です。成虫は泡を出しません。
1つの泡の中に少なくとも5匹以上の幼虫が棲んでいるそうです。
この泡の防御力はかなり高く、泡の中にいるときに他の虫に襲われることはほとんどないようです。
幼虫は植物の汁を吸って成長するので、幼虫の間の生存率は棲みついた植物によって変わります。
ちなみに大きさは1㎝以下で、植物の汁を吸うといっても大したことないので
放っておかれることがほとんどのようです。ちなみに名取でも放っておきます。
他にも見つけたらまた書きますね。
名取に行けない日々が続きますが、ムシがあまり悪さをしないことを祈ります…
昨日、先日のボランティアの日に初参加の方がいらしたと紹介しました。
実はもう一人初参加で大活躍をしてくださった方が!
地元で働いているNさん。
初参加とは思えないほどガシガシと動き、
汗だくになって作業に取り組んでくださいました。
このNさん、ボランティア参加のきっかけは……
なんと前日の夜、吉田と居酒屋で意気投合し、
居酒屋の大将の勧めもあり、「じゃあ明日いきます!」と。
ほら、やっぱり類友。
Nさん、また一緒に飲みましょうね……そして活動にもご参加ください!
広報室の林です。
先日のボランティアの日、リピーターさんの参加が多かった中、
ウェブからのお申し込みの中に初参加のOさんがいらっしゃいました。
前日、電話でお話をした浅野に、吉田が「どんな感じの方?」と聞くと
浅野は「えっと、Eさんみたいな感じです」と。
Eさんは、もう何年もボランティアに通ってくださっているベテランで
いつもニコニコおだやかなジェントルマン。
そして当日、初参加のOさんがいらして、吉田がお話を聞くと
Eさんと同じ職場だったことが判明。
さっそくEさんを紹介しようと近くまで連れて行くと、
なんとお二人はお知り合いでした。
ただ、Oさんが気がついて「ああ、Eさん!」と声をかけるも
「誰?マスクしてっから分からない」……。
マスクを外すとEさんも「ああ、Oさん!」と。
お二人は同じ部署で仕事をしたこともあったのだそう。
この日、私は現場への移動は、EさんとOさんと同じ車でしたが
マスクをしてお話をしていると、どちらが話をしているのか
分からなくなってしまうほど話し方が似ていて、
前日、浅野が電話で話して「似ている」と感じたのも納得!
ここの現場ではこれまでもいろいろな再会がありましたが、
( 例えばいとこ同士 そして同級生 )
同じ職場にいた、ちょっと雰囲気の似たお二人が、
こうしてボランティア先として選んでここに来てくれるというのは、
ちょっとおもしろいなぁと。
類は友を呼んでしまうんですね~。
Oさん、これからもよろしくお願いいたします!
楽天が勝ちまくっているので、2013年以来の優勝が楽しみですが、今日はほんの一瞬だけ、20年に1度の「暗い気分」になりました(笑) オイスカ東京本部は、再び出勤人数を減らす措置を取ることになりました。こんなことがなければ、昨日から10日間名取の現場だったのに・・・
徒歩圏内に住んでいる職員が相当いるのですが、私は遠距離の部類なので、できるだけ在宅勤務に戻ろうと思っています。年間120日宮城に行き、他に行くことも多い所謂「出張族」なので、どこででも仕事ができるのが自慢にならない取り柄です。と言っても、お盆までに愛知と大阪で活動報告をせねばならず、在宅勤務というより、出張が大半かもしれません。人に迷惑かけないように、余計に注意しなければならない立場です。
3月から6月まででボランティア約670人をお断りし、さらにその後も、化学総連、UAゼンセン、ホーチキ、第一三共、仙台トヨペット、角川学園花壇自動車大学校・・・・・・奈良から年何度も来てくださる巽さんを始め、県内外の多くの個人の方は、私などよりもさらに残念な思いをしていると思います。心苦しい思いでいっぱいです。
名取の現場とは日々情報交換し、日々の状況はほぼ把握しています。宮城中央森林組合の現場代理人の佐々木君からは「下刈は順調。来週には終わる見込み。ツルマメの伸びが始まった」と。松島森林総合の佐々木代表からは、「こっちも順調。葛薬剤枯殺のための現状把握調査をした。猛烈に伸びてきてる。作業員の女性陣にモンペみたいな作業服を買ってあげた」と。気象庁長官が記者会見で「記憶にないほどの梅雨前線の長期停滞」と述べたとの報道がありました。再生の会の事務局の菅野さんからは「寒い。今日も寒い」と。「やませ」でもあるでしょうね。農家の方は日照不足を心配してることでしょう。クロマツにとっては、雑草の伸びが遅い。
お盆明けからが本当の勝負と思って、いまは我慢!
来るべき時が来たら、また一緒に頑張りましょう!
海岸林で鳥見ing「野鳥情報 コアジサシのその後」(2020/7/17)
地元のボランティアの三浦隆です。
結果を先に言いますと、この地では繁殖を放棄してしまいました.
7/4のボランティアの日にどうしているか見れると楽しみに、さらには望遠鏡をセットして、皆さんに作業の合間に陰ながら見ていただこうと思っていました。6/20のボランティアの日には20羽以上乱舞し、知人情報では一部孵化まで確認されていたそうなのですが、1週間後の6/27には1羽も見ることができませんでした。何かの原因で繁殖放棄した模様です。
6/30繁殖現場に入って見てきましたが、決め手になる原因は見つかりませんでした。確認できたことと放棄原因を推測してみます。
鳥がいた6/20と鳥がいない6/27の現地の港湾工事盛土の状態を比較した結果・・・
→盛土の状態は写真の比較で6/20と6/27で変化なし。現地の輪郭にあたる周辺に工事の為の目印か杭が数本打ち込まれていました。作業時の足跡も杭周りについていました。
→杭打ちの現地への立ち入りも影響はあるかもしれませんが、現地の端の部分、一時的なものなので決め手ではなさそう。いつの物かはわかりませんが、現地には車の轍が数か所にありました。
→推測:卵のかけら(写真)は数個ありましたが、踏みつぶされた形跡なしの為決め手ではなさそう。付近にはキツネがいますが。
→推測:足跡らしきものが見当たらない為決め手ではなさそう。但し現地は固目の地盤の為キツネの足跡が付くか疑問。付近にはカラスも多数います。鳥が巣を襲うことは十分考えられますが未確認。観察者も現地に入って近接から写真を撮っているのを見ています。危害を加えるつもりはないことはわかるのですが、繰り返しすると鳥にとってはストレスになると思います。他にはシロチドリは継続し数羽繁殖している様です。人との距離が近い場所もありかなりの警戒感を感じます。
はっきりとした原因はわかりませんが、世界レベルで絶滅危惧種に指定されている種だけに、繁殖環境に非常に敏感な所があるのではと思っています。昨今は海岸線等は恒久的な安住の地は、ほとんどないも同然です。以前東京などで成功した事例も聞いていますが、人の手で繁殖地を確保し保護する方策も必要なのかと思う所です。この地から離れたコアジサシが他の地で繁殖成功をすることを願います。

なんでボランティアに来るの? ~東北放送ラジオの放送ご案内~
広報室の林です。
今週末、県外からもボランティアさんを受け入れる予定でしたが
東京都内をはじめ、各地で新型コロナウイルスの感染者数が増えており
残念ながら中止せざるを得なくなりました。
いつも来てくださる皆さん、久しぶりのみなさんに
お会いできず、本当に残念です。
先日のボランティアの日、ラジオ番組の取材が入りました。
新人アナウンサーさんが自分もボランティアの一員として
活動を体験しながらボランティアさんたちにインタビュー。
ボランティアさんたちのインタビューを近くで聞いていた私。
「どうして継続してボランティアに参加されているんですか?」の
質問に皆さんがどう答えるのか楽しみでした。
常連ボランティアMさんは、
「ここに来ればいろんな人と会ってお話できるから。
それが楽しいっていうかね~」と。
こちらも常連ボランティアMさん。
「吉田さんも含め、やっぱり人の魅力っていうかね。
鳥や植物を見るのも楽しいし」
取材が入った時、私は思いっきりボランティアさん自慢をします。
「女性のMさんは、いつも軽トラで来てくれて、
現場までスコップなどの道具を積んで運んでくれたり、
昨年なんて1年の終わりに「芋煮しよう!」って
軽トラックにガスコンロから鍋から野菜から食器から全部準備して、
何十人分もの鍋を準備してくれたんですよ~」
「男性のMさんは、台風の後とか、コロナで東京から私たちが
現場に来られない時とか、現場の様子を見にきて、
写真とともに報告してくれるんですよ~」等々
その自慢のおふたりが、「人」と「楽しい」という
同じ言葉でボランティアに来る理由を語っていたのが予想通りで(笑)
うれしかったし、とっても印象的でした。
そして、活動を終えたアナウンサーさん。
「これまでのボランティアってもくもくと作業に没頭するものだったけど
ここではいろんな人が話しかけてくれて、いろんなお話が聞けた」と
おっしゃってくださり、きっとボランティアの両Mさんの楽しさを
ご自身でも体感することができたのではないかなぁと思います。
放送日が決まったとの連絡が入りました。
編集、大変だったのではないかなぁと。
楽しみにしています!
【放送日時】7月27日(月)19:30~20:00
【番組名】TBCラジオ 3.11 みやぎホットライン