ご支援ありがとうございます!

2012年3月16日( カテゴリー: 本部発 )

先日ご紹介したJustGivingでの「しげさん」のチャレンジ、おかげさまで目標を達成しました!
ご協力くださった皆さん、ありがとうございます。
しげさんの目標は達成しましたが、オイスカでは引き続き募金を受け付けています。
ご協力お願いします。
それから、オイスカ首都圏支部が、3.11に復興支援のチャリティーバザーを開催し
売上金89,050円を「海岸林再生プロジェクト」に支援してくれました。
当日の様子は→→→こちら
いろいろな形でのご支援が続々と寄せられていますが、募金目標は10年で10億円!
これからもがんばります!!
 

ガンバレ!実生苗!!

2012年3月15日( カテゴリー: 海岸林あれこれ )

津波でクロマツが倒されてしまった海岸林を歩くと、こんな小さな苗に出会うことがあります。
これは、落ちた種子から自然に生えてきた実生苗(みしょうなえ)。
人の手によって植えられ、大きく育ったクロマツは津波で倒されてしまいましたが、
その根元で彼ら実生苗が津波に負けず、けなげに育っているのをみるとうれしくなります。
赤ちゃんのように見える苗ですが、実はこの大きさで5年とか10年という年月がたっています。
自然の回復力に任せるのではなく、人が手を入れて海岸林を守っていくことの必要性を感じます。

防風ネットの設置②

2012年3月14日( カテゴリー: 現場レポート )

3月3日~4日の防風ネット設置の続編です。
防風ネットをたてるのに単管パイプを合計900本ほど使用しました。
最初にパイプを地中に打ち込み、その後、ジョイントやクランプと呼ばれる金具で単管パイプを縦横に固定していきます。
クランプとはこんなものです。

最終的に高さ3m、総延長300mの防風ネットが完成し・・・そうでしたが、時間切れのためネットを全てとり付けることはできせんでした。
残りは地元のクロマツお助け隊の方々と行うことに。
前田建設のみなさん、ありがとうございました!作業するみなさんはとてもかっこよかったです。
これから、通りががった工事現場が前田建設さんの施工するものだったらなんか嬉しいですね。

名取にあるショッピングモール内で、地元の小学生による作品のジオラマ展示が行われてました。

「あの日おぼえている光景」や「未来のわたしたちの街」などをテーマに、震災を経験した小学生が思い思いにつくった作品たちです。
 
 
 
 
「未来のわたしたちの街」のコーナーでは、ちゃんと「防風林」として海岸林もつくられたことに少し驚きました。
小学生は海岸のマツ林のことをどのように捉えてるのかな?と気になりました。
海岸林がなじみの深いモノであることは確かなのでしょうね。

私の3.11

2012年3月12日( カテゴリー: 本部発 )

本部・広報担当の林です。
一昨日、昨日と宮城県に行き、名取市とその周辺をまわってきました。
いろいろなところで復興・追悼に関連するイベントや慰霊祭が執り行われていましたし、
ボランティアの方々が活動している様子も見られました。
一年前、地震が発生した2時46分、私も冷たい風が吹き抜ける海岸林で黙祷を捧げました。
現在、プロジェクトで活動している方々は、いつも明るく前向きです。
津波から逃げ、高台や家の屋根の上で救助を待つ間、彼らが直面した寒さ、恐怖について
私は彼らから聞いたことがありませんが、聞いたとしても私には想像のできないものだろうと思います。
今日も育苗場では防風ネットの取り付け作業が行われています。
冷たい強風から種や土を守るためになくてはならないものだと、
自分がその風に吹かれ、改めてその必要性を実感することができました。
東京で寒さも重労働も共有せずにいる自分。
私が東京にいてできることは何だろう?
より多くの人に海岸林の重要性、その再生に向けた活動について知ってもらうためにできることは?
そんなことを改めて考えさせられた3.11でした。
 
 

クロマツの種が届きました!

2012年3月9日( カテゴリー: 現場レポート )

本日、種が手に入りました!

太田組合長から種を受け取る櫻井班長(右)


種は宮城県から県の種苗組合を通じて生産者に払い下げられます。
今日は宮城県種苗組合組合長の太田清蔵さんから、名取の各育苗場班長である大友英雄さんと桜井重夫さんへ種が手渡されました。
今年オイスカで播く種は、松くい虫に抵抗性のあるクロマツの種500gと普通のクロマツの種1500gです。
 
 
 
小さな種です。これが数十年かけて立派なクロマツに育つのですね!

防風ネットの設置①

2012年3月8日( カテゴリー: 現場レポート )

3月3~4日に北原東育苗場で防風ネットの設置作業を行いました。
津波で建造物や木々が流されてしまったため、この畑の周りには、風を遮るものがありません。
仙台平野は特に冬から5月にかけて北西からものすごい強風が吹くことがあります。
畑の土・播いた種が飛ばされないようにするため、また芽を出したクロマツが寒風害を受けないために防風ネットを建てる必要がありました。
スーパーハウスに引き続き、防風ネットの資材は全て前田建設の寄附なのです。
それだけでなく、東京と仙台などから30人の前田建設社員ボランティアが設置を手伝ってくれました。
前田建設はこれまでも各地でボランティア活動を行っており、陸前高田市でガレキ撤去などをやってきたそうです。
今回は富山から来た社員の方もいたようで、本来は休日にもかかわらずこれだけの人がボランティアでやってくることに感心しました。
作業の様子などはまた報告します。

クロマツお助け隊隊長Sさんの息子「しげさん」が、こんな取り組みを始めました。
しげさんのチャレンジ
これは、JustGivingという寄附サイトで「しげさん」が呼びかけているものです。
苗木づくりをがんばるお父さんの誕生日に、140本分の苗木代をプレゼントするというチャレンジです。
「しげさん」がこの取り組みを始める前に私は「しげさん」に会って話を聞きました。
「しげさん」は名取市の北釜で育ち、高校卒業後に神奈川の大学で学び、昨年の春、社会人になったばかり。
子どもの頃、マツ林で野球をしたり、肝試しをしたり、本当に海岸林が身近なものであったことを話してくれました。
そして、あの日「しげさん」は長野にいて、テレビで津波の映像を見て、家族の無事を願っていたそうです。
全く平穏無事に地震発生時刻を過ごした自分と、見覚えがある場所が津波に襲われているというテレビの中の
世界とで訳が分からなくなってしまったこと、そして、家族と連絡が取れるまでの2日間のことはあまり覚えてい
ないのだと話してくれました。
「しげさん」のように、ふるさとを離れていた人たちは、津波から命からがら逃げて生き延びたお父さんたちとはまた
違う苦しい思いに直面したのだと初めて知りました。後から「しげさん」の話を思い出していっぱい涙が出てきました。
でも「しげさん」は笑顔でこんなチャレンジを始めました。
「しげさん」のこの原動力はがんばるお父さんの姿とそんなお父さんに対する「しげさん」の思いだと思います。
皆さん、「しげさん」の思い、一緒に応援してください!!

堆肥をまきました!

2012年3月6日( カテゴリー: 現場レポート )

先日、海に近い方の北原東育苗場で堆肥をまきました。
クロマツお助け隊隊長で北原東育苗場班長の大友英雄さんを中心に
スコップを使って、約0.5haの畑に堆肥をまき散らしました。
4人の協同作業のおかげで午前中で終えることができました。

 
 
 
 
 
次の日見てみると、堆肥をまいた部分は雪解けが早かったみたいです。堆肥の持つ熱の力ですね!

違いがわかりますか??

あんどん松

2012年3月5日( カテゴリー: 海岸林あれこれ )

今回はちょっと一息。
プロジェクトの進捗ではなく名取市の「あんどん松」を紹介します! 

黄色い服の男性は約180センチ。松の大きさがよくわかります


 
仙台市と名取市の境に名取川が流れていますが、
その河口近くの南側の堤防沿いに「あんどん松」と
呼ばれるクロマツ並木があります。
伊達藩によって植えられた樹齢250年以上のクロマツ。
見たことのないくらい大きなものです。
幹周は3m以上もあるそうです。
国内でも有数の長寿のクロマツ並木で、名取市登録
文化財でもあります。
 
250年・・・今から250年後は2262年。
それまで生きている木を植えてみたいものだと、
尊敬の念を持って見上げます。
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