今年度は既にボランティアが1,380人。昨年の1,402人を予定通り超えます。
お盆明け以降も、宮城県民、名取市民のほか、
沖縄、福岡、大分、山口、岡山、奈良、大阪、京都など、西日本からも続々。

平成26年度植栽地16ha全景2年間下草刈りは森林組合の手を借りず、乗 り切れそうだ

平成26年度植栽地16ha全景
2年間下草刈りは森林組合の手を借りず、
乗り切れそうだ


8月20日から雨続き。
もう2週間続いています。
そろそろ根腐れが心配になってきます。
それでも現時点では、H26・H27植栽地約26ha、13万本、ほぼ100%活着しています。一見して枯れたものを探すのは難しい。
また、なかでも昨年の植栽地では、雑草はクロマツの力枝の下。クロマツが雑草に優っています。私達のクロマツは根元径が太い。枝張りが豊富。じつに力強い。
全国からのご支援と、ボランティアが愛情込めて、坪刈り、つる草抜き、葛刈り、ニセアカシア芽かき、根腐れ防止の溝切りなどをして下さったおかげ。
防風垣の上から見渡すと壮観です。
「これは見事に育つよ。本当にすごいことだよ」(8月28日太田清蔵 種苗組合組合長)
平成27年度植栽地の下刈り重点個所は、お彼岸までに完了できそうだ

平成27年度植栽地の下刈り重点個所は、
お彼岸までに完了できそうだ


育苗場も順調。
約14万本の苗木は見事に保たれています。
「絶対に手抜きしてならない」(太田清蔵種苗組合組合長)
我々の頭の中には、2011年以降、今も言われるこの言葉が常にあります。
盛夏のころ、再生の会メンバーは代わる代わる朝5時に集合、
朝飯までの時間を散水、除草、消毒などを続けてくださりました。
「この秋の研修会は、遠出せず、名取の海岸林植栽地を端から端まで見ようか」と
話し合っていました。野菜で忙しく、現場をよく見ていない人もいるので。
「苗半作」
コメ作りではこう言うそうです。
苗が良ければ半分いいコメが出来たようなもの。
クロマツ植栽も苗木次第。
自前で安く、良い苗を育てるという選択をして良かった。
震災から4年半になりますが、我々は変わらず頑張っています。
また再生の会メンバーからボランティアにスイカの差し入れ(照れ臭いから、何も書かず黙って置いてありました)。大きさ、分かりますか?

また再生の会メンバーからボランティアにスイカの差し入れ(照れ臭いから、何も書かず黙って置いてありました)。
この大きさ、分かりますか?

報告が遅れましたが……。
UAゼンセン傘下として、また単組としても独自で支援いただいている
首都圏中心の大きなスーパーの「マルエツ労組」69名(男女比半々)が、
今年も来てくださいました。
しかもリピート率8割?とのこと。
すごく嬉しいことです。
佐々木統括と話し合い、宮城中央森林組合に今年2度目のニセアカシア刈りと、
(去年の植栽地はマツが草に勝っているため)今年度植栽地のみの全刈りの発注を決めたため、
ボランティアにはプロに先行し、「つぼ刈り」に専念してもらうことにしました。
ボランティアのお陰で、プロも誤伐リスクが減り、作業効率は極めて良くなります。
これはプロとボランティアの助け合い。

90日以上効力がある有機化成肥料を、植栽直後から梅雨入り前までに施肥 しています

90日以上効力がある有機化成肥料を
植栽直後から梅雨入り前までに施肥しています


マルエツ労組の執行部は用意周到。
・書記長さんは自分で、休日に下見に来ている。
・直前に当日の段取りだけでなく、現場の現状をオイスカ本部に聞き取りに来ている。
・参加者全員に資料も配布。バスの中でもDVDを見せている。
・オイスカ抜きでも自分でしっかり説明できる。
社会人としての「予習は万全」と判断し、前置きの基本的説明は大幅削除。
引率者からの「丸投げ」依頼モードがまったくなかった。
その上、リピーターが多数。
(バス車中は去年と同じ説明ではなく、最新の話を説明したことでしょう)
ですから、普段以上に、滞在時間を思い切り作業に投入できました。
そして、同じ会社ということを抜きにしても、作業が横一線に進んでいた。
つまり、例え隣の班でも、隣の場所でも、防風垣を越えてでも、
声を掛け合い、遅れている個所を助けに行く人を多く見ました。
昨今「チームビルディング」と言われてますね。
同じ会社であっても即席部隊でこれができるのは
リーダーの力量と、参加者の意識の高さ。
去年よりも「棒立ち」の人が全然いなかった。
雨の中、約400㎡/人・4hも。
私自身、林業会社勤務時代に最も印象に残ることのひとつが、
「隣の者同士助け合って仕事して、横一線に進むこと」。
別れ際、参加者からのカンパ85,257円を寄附いただいた後、
「来年はバス2台でなく3台になるよう、周りの人に声をかけてください」(髙橋委員長)
お互い更にレベルアップして、また来年会いましょう。
彼岸までに除草重点個所をやり遂げます

彼岸までに除草重点個所をやり遂げます

今回が2回目となる鈴木家の子どもたち。
パパママと離れ、大人に混じって作業に没頭するお姉ちゃん。
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二人は昨年の参加の際にクロマツが根腐れしないように排水路をつくる作業が気に入ってしまったらしく、草刈り作業をしていてもついつい鎌で少しずつ泥をよけて排水路を作ってしまっている様子。
午後は二人用に特別な道具を用意。大人用の鍬は大変ですから。
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大人でも大変な作業。しかも雨の降る中。子どもたちにとっては負担が大きいようで「帰りたい」「雨の中たいへん」と弱音も・・・・・・。
「子どもは作業を免除するから大人を励まして!」と声をかけると二人は号令係に。
←これ、ただ防風柵に登っているだけではありません。
「きゅうけ~~~~い」「休憩おわり~~~~~~」とみんなに知らせるために登っているのです。
頑張ってくれてありがとう。また来年も来てね♪
 

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みんなが待ちに待った作業の終了を知らせる号令。
(小さな声で「せ~の」息をあわせて・・・・・・)
「お~~わ~~り~~で~~す!」


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今回も仙台トヨペットさんが5名で参加してくださいました。
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いつもは新入社員のかわいい女子たちが参加してくださるのですが、
暑さが体に堪える時期は屈強な男性陣が現場に送られてきます。

CIMG8419こんな雨が降る寒い日になりましたから、なおのこと女子じゃなくてよかったかもしれません。今日はカッコいいつなぎの作業着もカッパでレインコートで隠れてしまいました。皆さん黙々と作業に取り組んでいます。しかしながら、彼らの力が発揮されたのはこの草刈りだけではありません。
しばらく降り続いている雨で、事務所前がドロドロのぐちゃぐちゃになっていました。皆さんがそこを歩き、皆さんの車が通り、さらにドロドロのぐちゃぐちゃに・・・・・・。
タイヤの跡もしっかりついていますから、そのまま乾いて固まったら大変。ということで、作業終了後にこのぐちゃぐちゃをならすのを何人かにお手伝いいただきました。
CIMG8448手際が良かったのがトヨペット男子。彼は元野球部員なんだそう。
募金にもご協力いただきました。ありがとうございます!
若手リピーターも増えてきました。
地元の若者、頼りにしています!!
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今回のボランティアには今年の大阪マラソンでフルマラソンに挑戦する
チャリティランナー2名も参加してくれていました。
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静岡県から参加してくれた久我さん
浜松市にあるオイスカ高校の卒業生です。高校時代の同級生や後輩をはじめとするお仲間の皆さんと一緒に参加してくださいました。
久我さんはいろいろな会合で、多くの方に寄附を呼び掛け、すでに最低寄附金額の7万円を達成しています(入金はしていませんが、募金を預かっているそうです)。10月のマラソン前に現場を体験しておきたいということで、今回の参加となりました。
 
もう1人は以前もご紹介した秋山君。
学生時代、プロジェクトの立ち上げにインターンという立場で携わってくれました。
今回はこれまたオイスカ高校卒業生の妹さんを連れての参加です
(吉田は妹さんだとは知らず「秋山君が彼女を連れてきた♥」とニヤニヤしながら見ていました)。
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以前も紹介しましたが、彼は大学を卒業し就職したのですが、赴任地が仙台。ご縁があったのか、彼の名取駐在経験が買われたのか。
インターン時代は、地元のおじさん、おばさんたちから「あちやまくん、あちやまくん(私は名取弁を聞くと「き」が「ち」に聞こえてしまうのです)」と呼ばれ、アイドル的存在でした。全くの更地だったところをプロジェクトの拠点となる育苗場にすべく、事務所を設置したり防風ネットを設置したり。本当によく頑張ってくれました。
そんな彼は、お世話になった地元の皆さん、オイスカの皆さんにご恩返しができれば、とマラソンチャレンジへの思いを語ってくれました。
 
 
 
この日の募金ガールと募金ボーイは鈴木家の子どもたち。
CIMG8462前回募金をした際、ニコンのOさんから「小銭でもいいですなんて言っちゃダメ」とおしかりを受けたので、今回は「小銭じゃない募金を」と協力を呼び掛けました。
今回は地元だけではなく、福岡、山口、岡山、奈良・・・・・・と遠方から参加してくださっている方も多く、交通費や宿泊費に加えて募金までお願いするのは心苦しくもありましたが、チャリティランナーのチャレンジを応援するという形での募金にたくさんの方が協力してくださいました。
Oさんのアドバイスのおかげ&子どもたちのかわいい姿もあってか3万1918円の浄財が寄せられました。
皆さん本当にどうもありがとうございました。
今回は、目標寄附金額を達成している久我さんには1000円、残りを秋山君のチェンジへの寄附とさせていただきました。
http://japangiving.jp/c/12818#comment
http://japangiving.jp/c/11995#comment
 
 

今日はあいにくの雨。
そんな中48名のボランティアさんが参加してくださいました。
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8月末だというのに10月じゃないかと思うほどの寒さ。
雨に濡れたらなおのこと寒さが堪えます。
そんな中、皆さんには草刈り、溝切りなどにとりくんでいただきました。

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まずは育苗場の草取りから。雨ですからみんなカッパをきての作業です。
普段は写真パネルなどをつかって、事務所の前で説明をするのですが、今回はあめのためパネルは使えませんでした。すぐに育苗場に移動し、初参加の皆さんに吉田がプロジェクトのことや育苗場について説明している間、リピーターの皆さんには、広葉樹の苗木が植えてある“雑草地帯”にしか見えないエリアで格闘していただきました。完全に雑草に埋もれている苗。皆さんからは「どれが苗か分からない」「間違って苗を抜いちゃいそう」との声が聞こえてきました。
雨の中の作業はつらいのですが、草を根から抜き取るためには絶好のコンディション。雨の日は草取り日和といえるかも知れません(それでも雨は嫌ですけどね)。

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雑草地帯にしか見えない草取り前


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どうですか?苗の姿が見えてきましたよ

育苗場から車で植栽地まで移動し、今度は草刈り。
今年植えた苗木はこんなふうに雑草に埋もれてしまい、姿が見えなくなっていました。
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 今回も苗から20センチ四方ぐらいを刈り取るつぼ刈りをお願いしました。どうしても全部きれいに刈り取りたくなるのですが、その気持ちを抑えて苗の周りだけ。できる限り根から抜いてもらいましたが、やはり雨の日は草取り日和。よほど大きいものやマツの根に近いものでない限り、皆さん根から引きぬいてくれていました。

最後は溝切り。
CIMG8432これまた雨の日は作業のしやすいこと!!溝切りは水はけの悪いところでマツが根腐れしないよう排水路を作ってあげる作業のことですが、水があっても高低差を考えながら水路を作っていく作業は難しいもの。水がない時はなかなかできるものではありません。やはり雨の日の今日は溝切り日和。水路をつくっていくと、水がたまっていたところからさぁ~っと水が流れ出します。あっちの水路とこっちの水路をつなげてみたり、掘りすぎたところに泥を戻して高低差を調整してみたり。皆さんいろいろ考えながらマツを根腐れのリスクから守ろうと頑張ってくれました。
雨の中、黙々と作業をしてくださった皆さん、本当にどうもありがとうございました!

今日は野球好きのパパに連れられ、鈴木さん家族は野球観戦。
残念ながら、楽天は負け。明日のボランティアに備え早めに野球場を
後にしたのですが、この日は思い出に残る大きなお土産をゲットしました。
CIMG8370試合の途中、客席にボールが投げ入れられるのですが、GINJIのシャツを着た息子さんは「お~い、ここ、ここ~~~」と帽子を振ってアピール。
野球に関心のない人間には分からないのですが、大人でもこのボール欲しさに野球場に通っている人もいるようで、しっかりグローブを持参している人も!
そんな中、食べかけのコロッケを犠牲にしてこのボールをキャッチしたのは、なんとオイスカの本部スタッフN君。
翌日のボランティア参加に備え?前日は夏休みを取り、早目に仙台入りしたN君。感心なのは、パソコンが苦手なO事務局長のサポートをすべく市内にあるオイスカ宮城県支部事務局を訪問し、お手伝いしてきたのだそう。
N君も元野球少年。東京でもこのボールをゲットしようと
足繁く野球観戦に出かけるのだそう。
しかし、一度もキャッチしたことはなかったというN君。
「自分が欲しいと思って欲を出してるとボールは来ないんですね。
この時は鈴木家の子どもたちにあげようと思ってたらボールが飛んできた」と。
夏休みだというのにO事務局長をサポートしたよい行いもきっと神様が見てくれてたんですね。
N君にとっても子どもたちにとってもうれしい野球観戦となったようです。

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どうです?このどや顔

鈴木さんご家族

2015年8月27日( カテゴリー: お助け隊員の声 )

明後日8月29日「ボランティアの日」は、
パートの鈴木和代さんが昨年に続き家族みんなで来てくれる特別な日です。
ご夫妻は元オイスカ職員。
小学校4年の詩乃ちゃん、1年生の康介くんも、
長期休暇中などはお母さんについてきて、本部事務所で「仕事」をしてくれます。
このブログを書いている今、みんな宮城入りしています。
せっかくの夏休み。大逆転の晴れになってくれないかな。
奥さんは、東京本部で海岸林を担当くださるタダ者でないパートさん。
人の3倍の仕事がさばける人。
オイスカ全会員や海岸林寄附者への9月初旬のDM(毎年3・8月)の中身は、
彼女の現場絵図面入り。溢れる感性。活動の様子だけではなく、
現場にやってくるさまざまな動物たちも描かれています。
お楽しみに!
ボランティアの日の作業については、
「自由に、鈴木一家ならではの独自の動きを」と奥さんにお願いしました。
新しい発見をしてほしい。
飛行機は海側から着陸してほしい。
ハヤブサにも歓迎してほしい。
タヌキの溜め糞の場所は探してね。(他以上に草で隠れてるよ)
再生の会の森さんは、ボランティアみんなに、育てたスイカを用意してくれた。
詩乃ちゃん、パパと頑張ってね。康介、頑張って歩いてね。
ご主人は元バングラデシュ駐在員。
現場で強烈に頑張り、現地の年長者からも後々も語られる仕事をしました。
今頃石巻で、たらふく魚食べて、浦霞飲んで、もう寝てるだろうな。
こんなに一生懸命なのに、1年に1回しか来れません。
感性豊かなみんな。今年は何を感じてくれるかな。
あとで聞くのが本当に楽しみ。
まずは明日28日、なぜか昨年同様、楽天スタジアムの座席で合流。
今年はビリだけど応援します。

急募は初めて。
ボランティアの日の人が足りません。
8月29日(土)は40名、9月19日(土)は60名程度に留まっています。
最大120名来てほしい。
10月、11月はもう既に定員に達しました。
特に9月は「嵐」の4日間のコンサートの影響で仙台市内はおろか、
山形、福島まで宿がふさがっているので、遠路来る人は宿泊が難しく(笑)
そこでぜひ、宮城県内の方に来ていただきたいと思っています。
宮城の企業数社にも電話でお願いしました。
名取市役所職員と思われる人たちの申し込みも寄せられています。
5月の植樹祭に参加した市内の方からも。
申込はコチラ
作業内容はブログをご覧ください。
7月中旬以降、ボランティアの作業内容をたくさん書いています。
(例えば7月15日7月16日7月17日7月29日のブログです)

横並びになってお互い協力しあって1日過ごします(8月21日UAゼンセン)

横並びになってお互い協力しあって1日過ごします
(8月21日UAゼンセン)


やっぱり、6月から9月は仕事が多い。我々にとっては戦争です。
8月21日のUAゼンセン24名と、昨日と今日のマルエツ労組69名の仕事を踏まえ、
今期の作業はボランティアによるものとプロの導入の両面作戦で、
ボランティアの皆さんに過度な負担をかけず、やるべきことをやり切る方法を
佐々木統括と練りました。
今日の午前中は、マルエツの皆さんと、地元の助っ人大槻さんと作業。
午後は森林組合の現場代理人の佐々木君、松島森林総合の佐々木さんと作戦会議。
再生の会は種苗組合研修会と第1育苗場の除草。
本部ではいつものように、林広報室長とパートの鈴木さん。
それぞれの持ち場で、今日もみんなで頑張ります。
飛行機のすぐ近くで作業します。クロマツがどこにあるかわからない (8月21日)

仙台空港に着陸する飛行機の真下で作業します。
クロマツがどこにあるかわからない状態です(8月21日)


 

除草と除伐の結果まとめ

2015年8月25日( カテゴリー: 現場レポート )

8月26日、佐々木統括ほかプロ二人を加え4人で現場を実踏し、今後の作戦会議をします。
連日お伝えしている通り、今年の植栽地のオヒシバ・メヒシバなどイネ科類は、ハンパない。
ボランティアによる対応を正攻法でやった結果、今年6月・7月のある日と比べ、
一人の作業面積は「20分の1前後も落ちる」ことが分かりました。
しかし、去年のボランティアの成果で、2014年の植栽地16haは、目下クロマツが断然優勢。
イネ科類、小さなつる草類は殲滅されています。私、感動しました。
「種が成熟し、飛散するまでに殲滅すれば」翌年は激減できるのです。

いわゆるくすぐったい、猫じゃらし。クロマツはどこ?

いわゆるくすぐったい、猫じゃらし。
クロマツはどこ?


 
2015年植樹祭の箇所。同じことをやっても草が出る場所、出ない場所…

2015年植樹祭の箇所。
同じことをやっても草が出る場所、出ない場所…


また、つる草類は「一本一本見逃がさず、根ごと抜けば」激減することも分かりました。(徹底して1本ずつ抜きました)
2014年・2015年の植栽地26ha・9工区のうち、直近のターゲットのイネ科植物類は6・7・8・9区。そのうち、さらに精査すると実質7.04ha以下。ターゲットは絞られました。
葛、ニセアカシア、アズマネザサは、それらを上回る繁殖力。この3種の殲滅は長期間かかります。
ですが、2014年の植栽地では葛の勢いは衰えました。生えてきても葉が小さく、変形している。去年の皆さんのおかげです。
またニセアカシア通りになってしまった

またニセアカシア通りになってしまった


ニセアカシアは既に今年も7月に1回、森林組合の手で除伐しています。木質化していない、柔らかい出たてのモノは、ボランティアで頑張りました。しかし、また繁茂してきました。防潮堤と海岸林の間の砂浜でも、繁茂が始まってしまいました。
もう看過できません。すでに木質化している株には、薬剤塗布も検討する段階かと思いました。
ターゲットを絞り、戦術を駆使し、プロにはプロの、ボランティアにはボランティアの、それぞれの持ち味をフル活用して、引き続き施業をします。
 
 
昨日、畑仕事の合間にスイカを持ってきてくれた、地元の櫻井さんがUAゼンセン24名に言いました。
「我々はいつも草と闘っています。クロマツは我々農家にどうしても必要なんです。
慣れない仕事にご協力いただき、本当に、本当にありがとうございます。」

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