9月19日(土) ボランティア報告 その9 寄附者名プレート
活動の最後、先月設置したばかりの寄附者名プレートをみんなで見に行きました。
個人は1万円、法人は10万円以上のご寄附をくださった方たちの名前を掲げています。
仙台トヨペットの皆さんは会社の名前プレートの前で記念撮影。
同社は、「海岸林再生プロジェクト」だけではなく、オイスカが取り組む国際協力活動にもいつも目を向けてくださっていて、ネパール地震やミャンマーの洪水などの緊急支援募金にも社内で呼び掛けて寄附を取りまとめてくださっています。
「海岸林再生プロジェクト」へはエンジンオイル1リットル当たりの寄附額を決め、積み立てた分を毎月寄附してくださっています。お客さまも一体となった、仙台トヨペットならではの支援です。そして何よりも新入社員を中心に、毎月ボランティアに継続して参加してくださっていること、本当にありがたいです。(夏の暑い間は大変だからと男子社員ばかりの三回でしたが、9月からは女子社員の参加も復活。若い女子が来てくれるとうれしい!!)
どうぞ支援者の皆さん、名前プレートの前で記念撮影をして
ブログや社内報などに使ってください。
9月のボランティアの日の報告はこれで終わりです。
10月も大勢のボランティアさんが参加してくださる予定です(定員を超えました!)。
どうぞ皆さんよろしくお願いします。
9月19日(土) ボランティア報告 その8 ボランティアの先輩
先日もちょっぴり登場しましたが、今日は名取市役所職員のOさんの話題です。
もう何度も参加してくれているOさん。もちろん腕章組。
昨年は大学生でしたが、この春名取市役所に就職。
ボランティアに参加するようになったのは、就職希望の名取市のホームページで
「海岸林再生プロジェクト」のボランティア募集記事を見たのがきっかけでした。
「明日が二次面接」という日にもボランティアに来てくれていました。
(偶然市長も現場に来てくださっていて、周囲の大人たちに促されたOさん、
面接前日に面接官に“ご挨拶”&“アピール”がしっかりできました!)
就職してからも植樹祭やボランティアにも個人で参加してくれている感心な若者です。
今回は市役所からも職員の方々が大勢参加してくださいました。
ある女性職員は、Oさんの姿を見て「さすがベテランは格好から違う」「O先輩、いろいろ教えてください!!」とOさんに声をかけていました。
Oさんは、他にはいない大学生ボランティアだったこともあり、社会人ボランティアの皆さんにずいぶんかわいがられていました。昨年末のボランティア忘年会は市役所に就職が決まったお祝いも兼ねて開催されたほど。いつも地元のニコン社員さんが最寄駅からの送迎をしてくれています(ニコンさん結成の“チームN”にはOさんも加わっています。Nikonの社員とNatori市役所のOさんがメンバーなのです)。
この春、就職したての頃は、配属先でお年寄りとの関わりが多く、
「名取弁がわからない」のが一番大変と言っていたのが、
もうすっかり慣れてしまった様子。誰とでもすぐになじんでしまうOさんのこと、
きっと市役所でもかわいがられているのだろうなぁと想像していましたが、
今回その様子がうかがえ嬉しく思いました。
新人ながら頼もしいボランディアの大先輩。
これからも市役所の皆さんを引き連れて(?)ずっとボランティアに
通ってきてもらいたいと思っています。
Oさん、これからもよろしく!
9月19日(土) ボランティア報告 その7 飛行機のおなか
9月19日(土) ボランティア報告 その6 チャリティランナー参加
たびたび紹介していますが、チャリティランナーとして
大阪マラソンで42.195キロに挑戦する元インターンの秋山君が
今回もボランティアに参加してくれました。
プロジェクトの立ち上げに携わっていた彼ですから、知らないことはありません。何の打ち合わせがなくとも、スタッフとしてあれやこれやと細やかに動いてくれる心強い存在。彼が来てくれると事務局としては本当に安心できます。
今回はそんな秋山君と一緒にフルマラソンにチャレンジするオイスカ職員もボランティアに参加してくれました。
しかも九州から!オイスカ西日本研修センターの副所長を務める小野です。
チャレンジはこちら→http://japangiving.jp/c/12753
小野はインドネシアなど海外での現場経験も長く、国内内外の研修センターで所長を務めた経験を持つ大ベテラン。私からしたら大大大先輩なのですが、とっても若々しくていつまでもカッコいいオイスカマンです。
昨年11月に西日本研修センターを訪問した時、若手職員に
「来年マラソン走らない??」と声をかけていると、小野副所長の視線が、
「マラソン経験者なんだよね~」「今もジョギングで体鍛えてるんだよね~」と
“走りたいアピール”をしているように感じられ、
声をかけると「走りたい気持ちはあるが、副所長という立場なので」と躊躇している様子。
そこで、翌朝のセンターの朝会で、勝手に手をあげて発言してみました。
「小野副所長の心は、マラソンにチャレンジしたい気持ちが8割ですが、あとの2割は仕事のことを心配されているようです。ぜひ皆さん、この気持ちを後押ししてください」と。
スタッフ全員が大拍手。これで小野副所長の参加は確実なものとなりました・・・・・・と思っていたのですが、実際にエントリーが始まるころになると「やっぱりここは若いスタッフが」と言い出したのです。11月から小野副所長の挑戦は確実だと思ってきたのにガックリ。それでも若いスタッフが頑張ってくれるというので応援しようと思っていたら、やっぱり走りたかったのですね。「西日本研修センターからは2人でエントリーします」と。
何度も覆りながらもチャレンジを決めてくれた副所長。走る前にプロジェクトを見ておきたいと今回ボランティアに参加してくださいました。いろいろなところをじっくり見て写真を撮り、いろいろな説明を熱心に聞いていた姿が印象的でした。
マラソンチャレンジへの想い、なぜ走ろうと思ったのかを聞いてみると
「そりゃあ走った後のおいしいビールのためでしょ」とひと言。
え?そのため?? 毎日仕事の後のビールはおいしいですが、
42.195キロ走った後のビールの味は格別でしょう。
普段も若手スタッフと一緒にトレーニングをして、
その後お風呂に入り、ビールを飲むのが励みなのだと。
一人ではくじけそうになって10キロが限界だけど、
一緒にトレーニングする仲間がいると20キロでも大丈夫とのこと。
2人とも頑張ってくださいね!
今回の活動後、皆さんにご協力いただきました募金は39503円になりました。
吉田が497円を足してくれ、40000円に。
チャリティランナーへの寄附の受付は今月いっぱいです。
まだ最低寄附金額の70000円に達していなかった秋山君に20000円、
昨年も走ってくださった藤澤さんに5000円、
そしてオイスカ中部日本研修センターの所長、村松に15000円の寄附とさせていただきました。
募金にご協力くださいました皆さん、ありがとうございました。
9月19日(土) ボランティア報告 その5 青空教室
先月のボランティアの日は一日中降り続いた雨で
本当に寒かったのですが、今回は久々の晴れ。
毎回参加してくださっているニコスのSさんと「最近こんな晴れ、なかったね、めずらしいね~」と。
いつもお互い写真係なので、せっかく撮影しても空がどんよりしていると、なんとなく絵にならないと感じているので、久しぶりの青空の写真がうれしい!!
その分、秋とは思えない暑さでしたが。
7月に続き東北学院大学大学院の菊池先生が参加してくださり、
今回もプチ海岸林講座を急きょ開催。
(先生、すごいんです。吉田が事前に先生に直接お願いしていたわけではないのに
ブログで吉田が「菊池先生も参加。講義してもらえるかも」とつぶやいていたのを見て
ちゃ~んと準備してくださっていたのです!! これも阿吽の呼吸!?)
青空教室といえば聞こえはいいですが、昼食後の炎天下。ちょっとだけ倉庫の日陰はあるものの、皆さん暑い中、もちろん先生も立ったまま海岸林の歴史をお話いただきました。
なんとも心強く感じたのは、「今こうして活動しているのも海岸林の歴史を作っていることなのだ」と先生がおっしゃったこと。参加者の皆さんも同じように感じたのではないかと思います。
そして、多くの参加者の方が「先生のレクチャーのおかげでより深く海岸林について理解できた」とおっしゃってくださったこと、うれしかったです。ある方は「いつもは吉田さんの熱い想いと勢いに押されて、説明された内容をすべて分かったように思っちゃってたけど、今日は順序立ててお話いただけて、本当の理解につながった」と喜んでいました。
熱い想いも大事。でも先生のような専門家がきっちりとお話をしてくださることの大切さも改めて実感。
私たちはいつも補完し合ってプロジェクトを進めています。
職人とボランティア。
地元の方々と全国の皆さん。
「名取市海岸林再生の会」とオイスカ。
今回も吉田の想いを菊池先生が補ってくださっていることを強く感じました。
先生、いつもありがとうございます。
これからも心強いサポート、よろしくお願いします。
9月19日(土) ボランティア報告 その4 女子高校生
大学生の頃からボランティアに参加してくださっていて
この春から名取市役所で働いているOさん(写真右)。
この後、いきなり振り返って、
一大事のような顔をして、私にこういうのです。
「林さん、ここに現役高校生がいますよ!!」
(・・・・・・って若者の存在に驚いてるけど、Oさんも十分驚かれる若さですから!)
そう。Oさんの左を歩いているのが現役高校生。
お友だちと一緒に参加してくれました。
地元の高校生がお父さんやお母さんに連れられて、ではなく
自分の意思で参加してくれたのは初めてかもしれません。
(植樹祭には高校生も参加してくれているのですが)
しかも女子2人。
今回は地元からの参加者がいつもより多く、
申込者名簿を見ていても知らない名前がたくさん。
見慣れない名前にあれこれ想像を膨らませていました。
「どんな人だろう」「何で知ってくれたんだろう」
朝、受付に若い女子2人が来てくれて
高校生だと聞いた時、本当に嬉しかった。
そしてこの瞬間、今日の募金ガールは彼女たちに決定!
最後のまとめの際、二人に感想を話してもらいました。
「海岸林再生のための活動にこうして参加できたこともよかったけど、
何より皆さんが声をかけてくださって、いろいろとお話しできたことがよかった」
「閖上出身の私は、中学生の頃、学校の行事で、
松林の清掃活動などに参加していて、海岸にマツがあるのが当たり前だった。
今日はその風景がなくなってしまったことをとても残念に思った半面、
その再生のために全国からボランティアの方がこうして
宮城まで来てくださっていることを心強く感じたし、心から感謝したい」
まっすぐな気持ちが伝わってきて、ちょっぴり涙がでてしまいました。
こんな素敵な高校生がもっともっとボランティアに参加してくれたら
将来の“名取市民の森”は安泰だなぁと勝手に思っています。
9月19日(土) ボランティア報告 その3 ツルとの闘い
3日目にしてやっと本題の活動報告です。
1日目にお伝えした通り、ひたすらツルとの闘いでした。
鎌でマツを刈っているように見えるかもしれませんが、これは巻き付いてしまっているツルを切りながら、ツルの根を探して引き抜く作業をしているところです。
ひどいマツは ↓ こんな状態になってしまっていますから・・・・・・。
皆さん、こういうマツを見つけると
「かわいそう、かわいそう」といいながら救出してくださるのです。
でもちょっと気になったことが。
刈ったり引き抜いたりしたツルが、また地面に根を下ろすことがないよう、こうして防風柵や防風垣にかけているのですが、すでに種子がついているツル。刈ってしまっているとはいえ、この種子が熟してここに落ちてまた子孫を増やしているのではないかということ。
だって、防風垣のそばにツルが群生しているケースが多いんです・・・・・・。もしかしたら昨年こうしてかけておいたツルが、この下に種子を落として繁茂してしまったのではないかと。
そうでなければいいのですが、しっかり確認をして、根絶やしするためのよい方法を考えなければ・・・・・・。
今回は大雨の後でもあったので溝切りもやりたかったのですが、
朝から最後までずっとツルと格闘していただきました。
皆さん、おつかれさまでした。
9月19日(土) ボランティア報告 その2 津波警報
17日のこと。
いつもお世話になっている名取市役所のSさんからメールが届きました。
内容はチリ地震による津波の影響について。
津波警報が出ていたらボランティア活動はできません。
実際、警報が解除されないと社員を参加させられないと連絡を
くださった企業の担当者の方もいらっしゃいました。
経過を見守りましたが、ボランティア前日、ちゃんと警報が解除されました。
その直後、津波警報が出ている海はどんなかなぁと、
オイスカスタッフ男衆4人が海に近づいていきました。
普段の波と違ってずっと横一直線になって
波が岸に押し寄せてきているように見えました。
気のせいかもしれませんが・・・・・・。
無事活動ができてよかった。
基本的には雨天決行のこのボランティアですが、
大雨警報や津波警報が出されたら中止せざるを得ません。
そういった場合は、前日までにHPで連絡をしますので
心配な方はHPを確認してからご参加ください。
http://www.oisca.org/kaiganrin/2424
9月19日(土) ボランティア報告 その1 ムーディ勝山さんが来た!!
嵐(のコンサート)の影響で首都圏からのボランティアさんが宿泊や交通手段の
問題から参加困難ということで宮城県内(日帰り参加可能範囲)での参加者募集に
力を入れた今回。名取市役所からも副市長さんはじめたくさんの職員さんも
ご参加いただきました。
作業は、いつもと同じ・・・・・・といっては元も子もありませんが、ただひたすら
ツルと格闘していただくというものですので、また明日以降ご報告します。
今回はいつもと違う話題から。
参加者募集にも協力をしてくださった東北放送さんが取材に来てくださいました。
詳細は分からなかったのですが、インタビューに答えてくださる参加者を
紹介してもらいたいとのことだったので、毎回参加してくださっている
ニコンの地元社員さんお二人にご協力いただくことに。
ラジオカーから降りてきたのは白タキシードに長靴姿の男性。
近くまで来て分かったのですが芸人のムーディ勝山さんでした!
ラジオ放送を聞いている地元の方は、白タキシードが見えた瞬間
「ムーディさんだ!」と分かったらしく、写真撮影をしようと長蛇の列。
番組は「それいけ ミミゾー」。
スタジオと県内を回って市民の声を拾うラジオカーのムーディさんをつないで番組が展開されていくようです。
写真はムーディさんの質問に答えるニコンのお二人。
急な指名だったにもかかわらず、なんとも堂々とした対応ぶり。
「今日は何回目のボランティア参加ですか」
といったご本人向けの質問はもちろんのこと、
「どういったプロジェクトなんでしょうか」
「プロジェクトはいつ始まったのですか」
「ボランティアではどんなことをするんでしょうか」
「今日は何人ぐらいいらしているのですか」
といったプロジェクト全体に関わる質問にも「もしかして事務局スタッフ??」と思わせるような完璧な回答。スバラシイ!!
しかし、驚いたのはその後。
スタジオにマイクが戻り、取材が終わった直後、「はぁぁぁぁ、緊張した」と脱力するSさん。
え?さっき何の動揺も感じさせず、堂々とお話してたのに!!
全くそうは見えませんでしたが本当はとっても緊張していたのだそう。
テレビだったら美男美女のお二人がニコンのビブスで登場して
ニコンさんのアピールにもつながったかもしれませんが、
今回はラジオだったのでお届けできたのはお二人の美声だけ。
名取市に工場があるニコンは地元の方たちにとって愛着のある企業さんです。
そのニコンさんがボランティア活動に力を入れて、将来の名取市、そこに育つ
子どもたちの生活を守るための海岸林再生に取り組んでいるということを
お伝えできたこと、プロジェクトにとってもプラスになる出来事だったなぁと思っています。
Sさん、Nさんありがとうございました。
そして長靴を履いて現場まで来てくださり、みんなとの記念撮影、握手に嫌な顔せず
応じてくださったムーディ勝山さん、ミミゾースタッフの皆さん、ありがとうございました。
広報室の林です。
先日小さな画伯がボランティアに参加してくれました。
(小学生姉弟の弟君の方。お姉ちゃんもとっても絵が上手なんですよ)
クロマツの周りに水たまりができていたり、
ツルやクズがぐるぐると伸びて
マツや防風柵に巻き付いていたりするのをみて
なんとかしたいと思って頑張ってくれました。
今日はその画伯が描いた絵をご紹介します!
←この絵、とてもよく描けていると思いませんか??
お姉ちゃんと一緒に溝切り(排水路づくり)にはまってくれていましたが、その様子がとてもよく伝わってきます。
排水路を作るだけではありません。まずは苗の周りにある草を刈り、巻き付いているツルもちゃんととりのぞいて、その後に溝切りです。
最後の「おっけい!」(ひらがななのがなんともほほえましい)は大人でも感じるちょっとした達成感。水たまりが大きかった分、頑張って排水してクロマツを救出できた達成感は大きいのです。雨の中、本当によく頑張ってくれました。
全く絵が描けない私は、何も見ないですらすらと描いていく様子に本当に感心させられます。色使いもとってきれい。
来月には公開できると思いますが、彼らのママであるパートのSさんの力作“植栽地おもしろイラストマップ”も、とっても素敵な仕上がりです。やはり絵の上手い下手も遺伝なんでしょうか??
明日のボランティア活動もこの草刈り、ツル切り、溝切りをやっていただくことになると思います。この絵でイメージがわきましたか??
明日は雨じゃないといいですね。よろしくお願いします。