大きく、色濃くなりました!
昨年の植樹祭の日、高所作業車から撮影した写真です。
お天気もあまりよくなく、苗もポツポツ見える程度で
盛土の表面の土の色ばかりが見える全体的に茶色い写真。
のり面の雑草の緑の方が目立つほどでした。
今年の植樹祭の日、お天気に恵まれました。
空も青いし、苗が大きくなり、全体的に緑色が濃い写真になりました!
高所作業車から見た時、クロマツの成長がうれしかったのと同時に、
こんなに広いところに、人の手で一本ずつ苗が植えられ、
同じく人の手で草刈りが行われているのか~と、“人の力”のすごさを感じました。
でもまだこれは植栽地の一部。
この後ろ、写真の下にはさらに植栽地が続いています。
毎年植栽地が広がっていきます。
今年も多くの皆さんの手をお借りして、このマツがさらに大きく
色濃く育っていくよう管理作業をしていきます。
クロマツの種まき 体験版
暑くなってきましたね
海岸林担当 鈴木です
播種(はしゅ)・・・海岸林の担当になった当初はこの単語の読み方すらあやしかったのですが、だんだんと詳しくなってくるものですね。
名取では4月28日、56,000粒のクロマツの種を蒔きました。(ブログはコチラ)
東京の事務所には50人ほどのスタッフがいますが、種まきを経験したことがあるのはこの中の一握り。
ということで、東京の事務所でも!と吉田が土入りコンテナ1台を名取から東京に持ってきました。
6月1日 播種日と決め、2日前に冷蔵保存していた種を水につけました。
水につけるのは冬眠から目覚めさせるため。
最初はあまり人気も興味もなかったようですが、

吉田が一声かけると、
わらわらと人が集まってきました

でも播けるのはたった24粒
芽が出るのは6月13日ごろの予定です。
観察日記をブログでアップしていく予定・・・というのをプレッシャーに水やりを忘れないようにがんばります!
水をやりすぎず、乾燥させすぎず、元気に育つように管理しようと思います。
再生の会のみなさんのご苦労が少しでもわかるようになるかな~?

さくらんぼ と ラジオ
こんにちは
海岸林担当の鈴木です。もう6月・・・さくらんぼの季節ですね!!
【さくらんぼ といえば!!】
ANAショッピング A-styleが展開する東北応援プログラム2017がスタートしています!
さくらんぼの売り上げがプロジェクトへの支援になります。
宝石のようなつやつやしたサクランボに思わずうっとり~
A-styleを運営する全日空商事さんは、これまでも さくらんぼのほか、カレンダーや引退した飛行機の部品の 再生グッズなどで支援を継続してきてくださいました。
いつもありがとうございます!!
【ラジオ といえば!!】
プロジェクトのパンフレットなどのイラストは、このところイラストレーターのico.(いこ)さんにお願いして描いてもらうことが多いです。
最近描いていただいたのは、5月20日の植樹祭のチラシです。
「楽しそうにクロマツを植えているイラストを中心に」というこちらからの依頼で描いてくださったのがコチラ↓
「ウォーリーをさがせ」のような楽しいイラストに仕上げていただきました。(画像をクリックすると大きくなります)
この中にプロジェクト担当部長の吉田が腕章をつけ、左手で指差し、トラックの隣にいますので探してみてくださいね!
ico.さんはイラストレーターの傍ら、ラジオパーソナリティという別の顔もお持ちです。
「なとらじ801」は、もともとは東日本大震災を受け、復興の一助となることを目的として2011年4月10日に開局したラジオ局です。
第2第4土曜日 17:30~18:00 「piece of NATORI」という番組を担当し、名取市のあれこれを切り取ってお届けしてくれます。
次回放送は6月10日(土)、5月20日に開催した「第4回植樹祭」のことをお話してくださるそうです。
ぜひお聞きくださいね!
PCで全国から視聴することもできます!!
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なとらじ80.1MHz
piece of NATORI
第6回 <名取市民の森>特集
〇放送日 6月10日(土) 17:30〜18:00
※再放送 6月24日(土) 17:30〜18:00
なとらじ(PCで全国から視聴できます)
http://www.natori801.jp
piece of NATORIのFBページ
https://www.facebook.com/piece.of.natori/
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広報室の林です。
休日なのでちょっとゆる~いお話を。
個人的な話ですが、私は以前小さな高等学校に勤務しておりました。
毎年100名ほどの生徒が入学してきて、ご家族を含めると300名近い
新たな人の顔と名前を覚えていたことになります(寮がある学校で
小さく家族的だったので、 ご両親だけではなくおじいちゃん、おばあちゃん、
兄弟姉妹まで行事ごとに 足を運んでくれる家族が多かったです)。
生徒募集を担当していたため、入学前から保護者の皆さんと関わることも多く、
卒業式では保護者受付で、お名前を聞かずとも「B組の●●さんですね」と
ほぼ確実に対応することができるほど人の顔と名前を覚えるのは得意でした。
そんな私ですが、なかなか覚えられないのが俳優さんたちの名前。
実際に対面しない人は顔と名前が一致しないのかもしれません。
そして、同じように覚えられないのが鳥の名前。
たびたびブログでも紹介されていますが、プロジェクトの植栽地にはかなり
多くの鳥たちが集って来ています。名前や習性が分かったら楽しいだろうなぁと
思いつつ、吉田ほどのオタクでもなく、観察をして調べることもせず、
鳥が「私はシロチドリです」とか「俺はトビじゃなくてミサゴだよ」とか
直接教えてくれたら覚えられるかも…と勝手なことを考えたりしていました。
そんな私のところに回覧されてきたのがこれ。
『ぱっと見わけ 観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社発行)
国の調査報告でプロジェクト現場にいるとされた鳥に吉田がチェックを入れてあります。その数54種。写真と共に探し方や好きな食べ物などの生態、特徴などが詳しく説明されていて、見ているとすぐに時間がたってしまいます。業務時間中に開くのを我慢して、休日にゆっくり……と思ったのです。
はじめに出てくるカモ科の鳥だけでも30種掲載されていてびっくり! しかもオスとメスとでは全然違う鳥に見える!!
ヨシキリ科やセキレイ科の小さな鳥の多くは、きっと過去に見かけていたとしても「スズメ」だとしか思わずにきただろうなぁという子たちです。
鳥のこと、本当に何も知らなかったなぁ~と改めて思い知らされました。そして彼らはちゃんとその特徴でちゃんと名乗ってくれていたことも知りました。ごめんね、今まで覚えてあげずみんなスズメだ!と思っていて。
オタクには遠く及びませんが、現場で出会えそうな鳥ぐらいは、
ぱっと見わけられるようにしておきたいなぁと思います。
ただ、あまり鳥に夢中になると草刈りがおろそかになりそうで……。
鳥の観察は休憩時間の楽しみにしておきます。
植樹祭の感想が届きました!④
引き続き、ホーチキ株式会社の社員さんからの感想です。
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○今回の植樹祭の活動に参加させていただいて感じたこと、
それは『ボランティアスタッフの方々の意識の高さ』です。
自分は社会人になってからの参加ですが、スタッフの半数以上が私より
年上の方がほとんどで、一人一人が海岸林再生に対して強い意識を持たれていると感じました。
何を行うにも遅いなんてことは無いと思いますので、
これからもっと海岸林再生の活動の役に立てればと思います。
○今回は会社を通してこのようなボランティア団体の取組みがあることを知り、
それに参加させて頂きとても有意義な一日になったと思います。
子供も思っていたよりはツラくなく自分で植樹が出来たことは楽しかったようです。
自分の力で植えたことで、ちゃんと木が大きく育つのかとても気にかけておりました。
地震当時1歳半だった子供も津波の恐ろしさはなんとなく記憶にあるようで、
津波から人々を守ってくれる木になってくれるといいなぁと話しており、
自分が出来るボランティアについて考える良い機会になったのではないかと思います。
○先日は大変お世話になりました。
親子共に貴重な体験をさせていただき感謝しております。
東日本大震災では実家のある宮城県七ヶ浜町という海沿いの小さな町も大きな被害を受けました。
震災翌日町に入り海を見ると、小さな頃からあったはずの松林がまるで何かにきれいに
切り取られたようになくなっていた光景は今でも忘れられません。
ですから、今回海岸林再生という活動に参加でき少しでもお役に立てたことを嬉しく思います。
また一緒に参加した娘は6年生ということもあり、親としては復興とは何か、社会貢献とは何か
ということを学んでほしいと常々考えておりましたので大変いい機会を与えていただきました。
本当にありがとうございました。
○植樹は初めての経験だったので、初めは少し大変かなと感じ母と一緒に作業しましたが
後半はコツをつかんできたので自分1人で作業してみました。
クロマツを植える作業はとても楽しかったです。植樹したクロマツが大きく育って、
人々を災害から守りまた安心して暮らせるようになるといいなと思います。
ありがとうございました。
植樹祭の感想が届きました!③
東京本社と東北エリアの社員の皆さんで参加してくださったホーチキ株式会社の皆さんからの感想です。
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当社100周年記念事業の一環として、当社宮城工場所在地(角田市)である東北エリアに対する重点的なCSR活動を実施し、東日本大震災への復興支援と、地元への感謝の念を伝えたいとの想いを実現するため、本プロジェクトへの支援を決定いたしました。
今回、本プロジェクトをトライアルとして体験できる絶好の機会として、5月20日(土)に開催された植樹祭に、東北エリアの社員およびその家族総勢33名で、初めて参加させていただきました。
好天に恵まれ、今回の植樹祭用に準備したお揃いの赤いビブスを全員で着用して、大変楽しくクロマツの植付け作業が出来ました。自分たちの手で植えたクロマツの今後の成長が楽しみです。
関係者の皆様、今後ともよろしくお願いいたします。
以下、参加者からの感想です。
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○参加者数が530人という大人数であったことに大変驚きました。
参加者の復興に対する思いを感じることができました。自分も微力ながら
協力できたことをうれしく思っています。
今後も機会があれば、協力していきたいと思います。
○地元でありながら、復興に関するプロジェクトやイベントといったものに
参加することは、きっかけが難しく、また参加する機会に恵まれたとしても、
継続的に携わっていくことに自信がなく、正直敷居が高いように感じてきたのが本音でした。
このプロジェクトの植樹祭に参加する機会を与えて頂いたことで、
少しでも地域的な貢献や会社にとっての100周年という記念の節目に
お役に立つことができ、そのことが私にとっても思い出深いものとなっていくように思えます。
○私は植樹をした名取、仙台の海岸線沿いを通勤で良く利用し通っておりました。
震災から海沿いの松が無くなって、ずっと何もないなと日々思っておりましたが、
今回植樹祭に参加したことで、ただ見えていないだけだということがわかりました。
自分でも植樹したことも相まって、海岸線沿いの数年後、数十年後が楽しみになりました。
また、参加できる機会があればぜひ参加をしたいと思います。

ブログ更新1,500回
あまりの忙しさで、ブログはサボり気味に。ですが、震災からだいたい2,270日。
ブログ更新はとうとう1,500回になりました。
打率6割6分。よくこんなに続いたなあと思います。
多くの寄付者・ボランティアのご支援をいただいています。
日常的に関わってくださる方は、何も宮城県民ばかりとは限りません。
担当してくださった方も異動して、サウジアラビアにいる人、網走のほうにいる人など様々。
そのような忙しいみなさまが、1年に一度、3年に一度でも、ふと思い立って
海岸林ホームページに立ち寄ってくれます。
そういう時に、変わらず仕事が続いていることや、仕事の歩みを知っていただき、
安心してもらいたい。単純に言うとそんな気持ちです。
私たちは発信する責任、説明する責任、報告の義務、
ガラス張りの運営を果たそうというのが合言葉。
海岸林の再生は名取以外でも、東北以外でも全国で行われていますし。
何か一つでも参考になればという気持ちもあります。
つい先日は、西日本のある県庁の森林整備課から「ニセアカシア駆除」について
相談を受けました。プロからのお問い合わせも嬉しいです。
これからも淡々と、粛々と、肩の力を抜いて続けていこうと思います。
植樹祭の感想が届きました!②
植樹祭参加者には、宮城県内からの参加者のほかにご招待している支援企業の方々もいらっしゃいました。
支援企業の方からも多くの感想をいただいたのでご紹介します。
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埼玉トヨペット株式会社
CSR・環境部 社会貢献課
轟 和宏
ボランティア活動には毎年参加しておりましたが、植樹祭には4回目にして初めて参加させて頂きました。
当日は約530名の方が参加。その内、名取北高校の生徒さんが100名参加していると伺い、若い地元の方々にも海岸林再生プロジェクトが支援されていると感じました。
私たちは8班に配属され、『月面に木を植えるような硬い土の現場』を想像して植栽場所に向かいましたが、植栽した場所は砂地。鍬がすいすい入りあっという間に作業が終了してしまいました。
ほっと一息ついて辺りを見渡すと雑草が生えており、鍬で草刈りをおこないました。その後、オイスカの吉田さんから作業終了の声がかかりましたが、雑草が気になってちょっとだけ吉田さんの声を無視して、草むしりを続けていました。

閉会式終了後、オイスカ浅野様より、素敵なおもてなしを受けました。
それは、植栽現場を一望できる高所作業車に乗せていただいた事。
22mの高さから見た植栽現場は絶景で、植えた年度で緑の濃さが違い、地上から見る風景と全く違いました。
今年も7月のボランティア活動に埼玉トヨペットグループで参加する
予定です。植えたクロマツがしっかり根付いたか確認しに行きます。


植樹祭の感想が届きました!①
5月20日に行われた植樹祭の感想が届きましたので、ご紹介します!
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アイベックスエアラインズ株式会社の社員さんより
天気予報通りの快晴で、暑いぐらいの中の植樹でした。
500人を超える参加者でいつものボランティアにはない華やか(笑)な雰囲気で、
10-20本ものマツを植えることができました。
このマツの成長を見守るとともに、草刈りにも参加してこれからも地域貢献に
参加していきたいと思います!!ありがとうございました!!
※IBEXの社員の方々は毎月ボランティアに来てくれています!
今回の植樹祭には12名で参加してくださいました!!
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株式会社デンコードーの社員さんより
家族5人で今回はじめて植樹祭に参加しました。
私自身もこの様な活動に参加する事がはじめてで大変貴重な経験
でした。この様な機会を頂き、有難う御座います。
子供達は中学生、4歳、2歳なので若干体力的に不安でしたが
汗をかき、日焼けをして楽しみながら一生懸命穴を掘って、植樹できました。
子供達が
10年、20年、30年後、今回植樹した、クロマツが大きく育ち、「あれは
東日本大震災で流されてしまったクロマツをあの時自分が植えたんだよ」と
震災、そしてその後の植樹を含む震災復興の取組みを彼らの
子供達に伝えてくれたらと思います。
また機会がありましたら今度は娘もつれて参加します!
今年は日タイ修好130周年。
昨年はプミポン国王が崩御され、オイスカの東北タイでの緑化への感謝と敬宮愛子様ご生誕を
祝して上野動物園に贈られたゾウが流産したり、悲しい出来事が続いたこともあり、
オイスカタイと何かやりたいと思っていました。(お互いに)
2000年から2007年、東北タイの乾燥地、南部の巨大マングローブ造林に関わった経験があったから、
名取のプロジェクトコンセプトを構築できたと思っています。

インド洋大津波の後、漁獲高は30分の1に激減したという意味の写真。「なぜ村人はマングローブ林を再生しようとしているのか」ゆっくり聞くことができ、このヒアリングが4年後の私に大きな意味を持った(2007年撮影)
振り返ってみると、国際協力NGOの職員として、「日本人として指導した」という感覚はなく、
むしろ、「海外の方から鍛えていただいた」という気持ちしかありません。
そのオイスカタイ総局の幹部10名が、名取でのボランティア作業・視察研修のため
わざわざ来てくださるので、名取でトークセッションを行います。
6月8日(木)18:15~19:30 名取駅西口1階 コミュニティープラザ 入場無料
*チラシはこちら
オイスカインターナショナル・タイ総局は、1975年からタイ全域で、官民連携、住民雇用と参画、
事業規模やインパクトなどに優れたプロジェクトを行っており、直近開始した北部タイの事業のほか、
南部タイのマングローブ植林については、「海岸防災林つながり」として、15年来の友人でもあり
同い年のタイ政府職員ほか一行メンバーに、私が聞き手となって、質問を繰り出すつもりです。
彼は2012年3月11日以来2度目の名取入りです。
私にとっての恩人・親友ばかりの一行は、7日午後は松島観光、
8日午後・9日午前、育苗場や日本の現場で雑草と戦ってくれます。
タイの雑草はすごいんですよ~
わたし、あの「ツル切り」では倒れそうになりました・・・
日本の仕事はド楽勝だと思います。