今年度1,500人のボランティア総括

2014年11月22日( カテゴリー: プロジェクト推移 ~要約版~, 現場レポート )

今年度のボランティアの日は、全日程が終了しました。
ご来訪いただいた皆さまに心から御礼を申し上げます。
森林組合の職人には植栽・施肥・下刈り・除伐などプロがやるべき仕事を。
名取市海岸林再生の会の農家には、播種から2年間の育苗、植栽出荷まで、
全国からのボランティアには、育苗から植栽後の保育まで上記を補完する役目を。
筋書き通りの大きな協働の輪ができました。
参加総数は目下集計中ですが、1,500人ほどが現場で格闘。
男女比は半々。83歳の方も愛知県から1泊2日で来てくださいました。
宮城県民は3割ほどか。47都道府県すべてから。
夏休みには親子連れもチラホラ。
リピーターは3割。この存在が全体の質を牽引する。CIMG6496
際立ったのは、企業・労組のご担当者。
単身参加して実体験してから、本体を引率する周到さ。
そしてほぼ毎月、また完全に毎月来る宮城県民。
現場に来たら、ビブスの色が違っても、みんなごちゃまぜです。
今月は3回以上参加の方に「腕章」をつけていただき
小隊長となっていただきました。
繰り返し来る企業や労組は、申し送りもして下さるので動作が機敏。
素晴らしい小隊長のおかげで、質の高い仕事ができたと思います。
私たちはボランティアを「戦力」と考え、お遊びでなく、
朝8:30~17:00までビッチリ仕事していただきます。
少々手荒です。お客様扱いは一切いたしません。
駅から25分歩いてくる方も多いです。
車で来られた方が、見知らぬ方をピックアップしてくださることも。
課題はまだ名取市民が少ないこと。
佐々木市長は半年で6回も現場に来ていますが。
ボランティアという雰囲気があまりない。
海を見たくないという気持ちもあると思う。
来年は名取市民にもっとアプローチしよう。
各月第3土曜日のボランティアの日の仕事内容はコチラCIMG6452
育苗場では、除草・石拾い、広葉樹苗の保育、洗車、道具のメンテナンス
植栽現場では、植樹祭の準備、根踏み、根元へのチップ寄せ、ツボ刈り(下草刈り)、
葛・つる草・ニセアカシアの除草・抜き取り、溝切り(排水)、モニタリング調査
仕事の終わりは、道具を洗って、毎回感想を伺う会をしてから。
「保育作業が、こんなに木に愛情が沸く仕事とは思わなかった」
10月にボランティアに来てくださった女性の感想です。
今年、最もうれしかった一言です。
植林にしか関心を持たない、植えた後は忘れてしまう人を増やすような仕事はしたくない。
「微力ですが」「私がちょっと手伝ったぐらいでは」「何年かに一度しか来れない」
皆さんそう言われます。でもそういう人が、みんなでバトンリレーしたら…
私はそれでイイのだと思います。
皆さんまた会いましょう!

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