広葉樹播種後2ヵ月生育調査

2013年7月18日( カテゴリー: 広葉樹, 清藤先生の視点, 現場レポート )

まだ本数が少ないので、正確に一本づつ数えました。

まだ本数が少ないので、正確に一本づつ数えました。


7月12日、梅雨に入ったこともあり、寒冷紗をはずし、広葉樹の生育調査を行いました。
播種は5月18日。およそ2ヵ月前です。
■仙台産「コナラ」3,600粒(3.6kg)播種
→発芽本数1,080本(発芽率30%) 平均長20cm 最大26cm最小6cm
※「3.6kg=3,600粒」という割り出し方が、そもそも怪しいかもしれない。
数えたわけではないので…..
■仙台産「クリ」1,000粒(3.6kg)播種
→発芽本数614本(発芽率62%) 平均長24cm 最大38cm最小6cm
思ったより発芽率は良くありませんでした。
発芽率が低かった原因は
1.取り播き(採取後、即播種すること)ではなく、冷蔵保存種子を使用したためか?大差ないと聞いているが。
2.乾燥、土壌等
もう少し、検証が必要だ。
見るたびに大きくなります。

見るたびに大きくなります。


この活動には三井物産環境基金の助成金をいただいています。
結果は、既に報告いたしました。
しかし、採種量と発芽率の実戦感覚をつかんだことが収穫です。
クロマツとの両刀遣いは、机上で考えるほど簡単ではないですね。
ちなみに先日は、森林組合作業班の手で、オオシマザクラなどの種子を採種しました。

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