海岸林リーダーの学びレポート その4
虹の松原での活動の続きです。
午後は、吉田のブログにもあった通り、松葉かきを体験。
名取の海岸林でも震災前は、学校の奉仕活動などに組み込まれていたという話を聞いたことがあります。クロマツの林を健全な状態に保つためには欠かせない作業です。
作業場所に移動しながら、藤田さんが虹の松原の保全活動について説明をしてくださいました。
アダプト制で、地元のさまざまなグループが、割り当てられた作業場所でそれぞれに活動日を決めて作業をしているそうです。そのため、道具が置いてある倉庫も誰が見てもどこに何があるかわかりやすく整理されていて感心しました(写真がなくてすみません……)。
作業開始! はじめは、かごの中に枝や松ぼっくりを拾い集め、集積場に運びます。指導してくださった藤田さんの動きの速いこと!!
続いて地面を覆っている松葉をかき集め、何ヵ所かに置かれたブルーシートの上に集めます。ブルーシートに山盛りになった松葉をシートごと引きずって、松葉の集積場に移動させ山にします。
名取の海岸林でもツルマメやクズを取り除く作業は地味で地道なものですが、ここでの松葉かきも本当に地味。名取でもいずれこの作業が必要になります。どうやって地域の人たちに協力をしてもらったらいいのか、虹の松原での事例を参考に、名取ならではの方法を若き海岸林リーダーたちが知恵を絞ってくれたらいいなぁと期待しています。
作業後、鏡山展望台から虹の松原の全体像を見学。弧を描くように4.5㎞にわたって広がる松原。
名取の海岸林もこんなふうに厚く、こんもりした松原になるといいなぁと思いながら眺めました。
夕方までずっとお付き合いくださった藤田さんにみんなでお礼と今日の感想を伝えました。
本当にどうもありがとうございました。海岸林リーダーたちにとってももちろん貴重な体験でしたが、同行したスタッフにとっても得るものが多い一日となりました。