10月7日(土) ボランティア報告
2017年10月7日( カテゴリー: 現場レポート )
今回は冷たい雨が降る中、107名のボランティアの皆さんに今年最後のツルマメ抜きをしていただきました。
天気予報などで“100%雨”と分かっていたため、皆さんカッパなどを準備して臨んでくださいました。長靴がいいと分かっていながら、重くて大変だからと靴にビニールの靴カバーをかけている方も見られましたし、中にはスーパーの手提げ袋のようなビニールをかぶせている方も。
作業は相変わらずツルマメの抜き取り。
あいにくの雨もツルマメが根から抜き取りやすいという点ではありがたくもあり。
午後は、雨も弱まり、次第に空も明るくなっていきました。
育苗場の見学をした後、 育苗を担う地元のグループ「名取市海岸林再生の会」の鈴木英二会長が、ふるさと北釜のことを皆さんに知ってもらいたいと、震災後、津波で命を落とした方たちの慰霊のために建てられた「北釜地蔵堂」を案内してくださいました。
震災当日の話など、実際に地元の方から聞く機会はこれまでなかったという参加者もいて、熱心に耳を傾ける姿が見られました。地蔵堂の中も見学させてもらいました。
この日のツルマメ抜きは今年最後。
吉田から「今日の作業は、ツルマメの種がはじけ飛ぶ前に根絶やしにして、来年芽が生えてくることのないようにするための 大事なもの」と説明を受けた参加者の皆さんからは、「一本も残さぬよう・・・」という気迫のようなものを感じました。午前中の雨もさらにその気持ちを強くさせたかもしれません。
←このようにツルマメに巻き付かれたクロマツもたくさんありました。皆さん、丁寧にツルをとり、クロマツが元気に育つように“救出”してくださっていました。
抜き取ったツルマメの前で記念撮影。
集中的にツルマメが生えている少し離れたエリアで、最後までこのグループの皆さんが抜き取り作業をしてくれました(いつものたそがれタイムにも加わらず……)。山にしてあるのはほんの一部。
右から3人目のピンクの服のお嬢さんは今回の最年少。小学6年生ながら、雨にもめげることなく、最後までお父さんと一緒に作業に取り組んでくれました(この親子の取り組みはまた別途報告します)。
2014年の植栽地をみんなで見学して作業終了。
最後の集合時には皆さんもうカッパは着ていません(朝はほとんどの方が着ていたのですが ↓↓↓)
先月、初めてお休みした仙台トヨペットの皆さんでしたが、今回はいつも通り参加してくださり、最後の募金にも協力してくれました。
今回はもう一人若者が募金を呼びかけました。彼女は大阪マラソンのチャリティランナーとして参加する学生さん。出場を前に現場を見ようと、大阪から夜行バスに乗りボランティアに参加してくれました。「走ることで社会に役立てるなら・・・」との思いで参加を決めたそう。
この日集まった募金は、ジャパンギビングを通じて、彼女のマラソンへのチャレンジに寄附をしました(プロジェクトへの支援につながります)。
https://japangiving.jp//fundraisings/33538
雨の中ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
来年もまた同じようにボランティアの募集をしますのでぜひご参加ください!