名取市内の復興の現状
もうすぐ、震災から6年半の日が来ます。
宮城県HPには「復興の進捗状況」として毎月更新されています。
https://www.pref.miyagi.jp/site/ej-earthquake/shintyoku.html
それとは別に、地元紙「河北新報」のオンラインニュースを交えてお知らせします。
●まず、海岸林再生プロジェクト
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201708/20170821_13045.html
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170416_13022.html
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170704_13032.html
*海岸林県内復旧対象面積750ha。植栽完了面積262ha(完成率35%)。
うち、当プロジェクト植栽完了面積約50ha。(以上7月末現在)
*名取事務所は120m東に移転しました。
●災害公営住宅の入居開始
7月15日、閖上地区の災害公営住宅第1陣140世帯の「鍵の引き渡し式」。
入居が本格化する。市内全660戸計画。工事完了戸数456戸。(7月末現在)
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170713_11039.html
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170530_13042.html
●農地
沿岸部の水稲が可能な場所は、水田として使い尽くされているようにも思います。
TPPへの対応として、1区画100m四方を超える巨大な区画の水田が増えました。
法人化、グループ化、大区画化、取扱面積の大規模化、機械化、六次産業化が進み、
若い就労者も徐々に増えていると思われます。「北釜クイーン」メロン復活も。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170618_13037.html
●人口増加
震災前の2010年と比べ、現在5,000人増の約78,000人。
宮城県内では山元町、気仙沼市、女川町で大幅に人口が減っている一方、
仙台、利府、名取などは安定して増加。名取では住宅建設が続く。
●住みよさランキング全国で11位、東北で7年連続1位
http://toyokeizai.net/articles/-/177362?page=2
●名取駅東口駅前再開発
図書館、公民館、商業施設、住居など複合ビル建設開始。完成は2018年9月。
●「多重防御」
防潮堤に続く第2次防御ラインの役割も持つ「かさ上げ道路」の工事着工。
仙台市沿岸~閖上~再生の会育苗場西側~仙台空港東側~岩沼市・亘理・山元町
道の高さは、地区によって相当異なるように見える。平均すると3~5m前後か。
●仙台東部道路「名取スマートIC」・東西高架橋の完成
東西横断の利便性向上は長年の悲願と聞いている。かさ上げ道路・スマートICと合わせ、
仙台空港が物流の拠点として飛躍できるよう周辺道路の整備が進みつつある。
●仙台空港民営化から1年
利用客続伸。LCC増便や神戸便復活など順調。
定期便は、千歳、成田、小松、中部、伊丹、関空、広島、福岡。
国際線は台湾、中国、韓国、グアムがあるものの、海外訪日客は震災前の7割水準。
●閖上
シラス漁が新たに許可され7月に初出荷された。最北限のシラスとして赤貝に続く水揚げが
期待されている。漁は11月まで。有名な日曜日の「朝市」は変わらぬ賑わい。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201708/20170828_13024.html
●閖上の復興工事状況
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170625_13029.html
すでに2016年、漁港横3.4haの植栽は完了しています。
●閖上サイクルスポーツセンター
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170326_11053.html
来年は植栽が閖上に到達。この周囲もすべてクロマツで覆い尽くされます。
●公園整備
空港横、育苗場近くに、防災丘を含む小規模防災公園の建設が着工されました。