初ボランティア参加!卒業研究のご協力ありがとうございました!

はじめまして、卒業研究の関係でお世話になっております学部4年の髙野です!!

私は森林伐採問題に関心があり、大学では、農学部に所属し森林保全や社会学について学んでいます。

今回は、9月5日のボランティア活動と前日の準備に参加させていただいたのでその様子をご報告させていただきます。

まず9月4日には、宮城森林中央組合業務部森林事業課係長の佐々木秀義さんにお話を伺わせていただきました。

その主な質問項目は、海岸林再生プロジェクトにおける業務内容・役割と海岸林に対するビジョンの2点です。

◆業務内容・役割

まず初めに、2014年から2020年まで植栽を行いつつ、それと同時に下刈りを行うことになります。

その後は、2021年からは本数調整伐(いわゆる間引き)を行い、植栽密度が800~1000本/haになることを目指します。本数調整伐を行わないと、苗木に幹も付かず、太くもならないそうです。

直近では、大量に繁茂することで被圧や光環境を奪うことにより、マツを枯死に至らすツル類の「クズ」を除去する「葛刈り」を行っているそうです。

(調べてみると、林業で行われる間引きは「間伐」と呼ばれますが、これは間伐した木材を林業目的で利用する場合に呼ばれるそうです。

一方、海岸林の間引きは、適切な植栽密度を保ち、公益機能を維持するための作業であるため「本数調整伐」と呼ばれます。

つまり間伐材を林業目的で利用するか否かが争点なわけです)

◆海岸林の将来像(ビジョン)

海岸防災林は成林するまでに35年要するため、継続した保育・管理が必要であり、公益機能を十分に発揮する海岸防災林の造成を目指す、というビジョンが、その継続した管理において重要であると語っていただきました。

また、無事にこの海岸林が成林し、自由に人が出入りできるようになると、他の海岸林でも見られるようなポイ捨てなどの諸問題が起こる可能性もあると言及されていました。

☆このお話を聞いて、オイスカがこの海岸林再生事業において“森林のプロ”にどのような業務を委託していて、その作業が海岸林の再生においてどのような意味があるのかを丁寧に教えていただきました。特に本数調整伐に関しては、「全国の海岸林では本数調整伐が適切に行われておらず過密である」という現状を踏まえると、この名取の海岸林で本格的に行われているすごさを再認識することが出来ました。

今回記載していませんが、宮城森林中央組合が委託された他の海岸林の保育作業のお話を聞いて、改めて「機能が十分に発揮されるような海岸防災林を再生する」というビジョンを持つことの重要性を感じさせられました。

普段、森林組合の方からのお話を聞く機会なんてめったにないので、とても貴重な機会をいただけて幸いです。ありがとうございました!!

最後に、ボランティア活動に参加した感想を述べさせていただきます。

今回行った作業が、例の「葛刈り」です。

葛によって、マツが被圧でやられるというお話を聞いて後、実施にクズを見てみましたが

マツが見えなくなるくらいまで繁茂しており、その高さは私を優に越しているため驚きました。

                     

その作業の工程は、いくつかに分岐するクズの根元をたどり、鎌を用いて切断、断面に除草剤を塗布するという流れになります。

一見簡単そうに感じられますが、クズは複雑に分岐しており、さらに地中にもその根を分岐させているため、それを追う作業は非常に大変でした。

しかしながら、太いクズを刈った時の達成感はたまらなく、他のボランティア参加者の方々も楽しそうに作業されていました。

作業中に活動参加の動機などを伺ってみると、「地元とのつながりを持つため」「たくさんの人たちと交流する機会があるため」など、憩いの場や交流の場としてもボランティア活動が機能していることが分かり、とても興味深かったです。

◆まとめ

実際にボランティア活動に参加させていただいて、全国で見られる海岸林と、再生が行われている海岸林の管理の違いやその意義を体感することができました。

成林するまで30年ほど必要であり、その間の継続した管理が必要であることから、「昔の海岸林を取り戻したい」「白砂青松の海岸林を目指す」「海岸防災林として機能するまで見届けたい」など、各々のビジョンが非常に大切であると思います。

今回、吉田さんを中心に2日間貴重な機会をいただきありがとうございました!!

今後もボランティア活動に参加させていただければ嬉しいです!!

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