吉田です。モタモタしていてブログを書くのが遅くなりました。

「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代が来た」と国連事務総長が世界に警鐘を鳴らしました。今年は本当に厳しい現場の夏でした。8月末になったら、すこしは手加減されるかと思って期待していましたが・・・「また今日も酷暑かー、なんとか風だけは吹いてくれー」と気をもむ私をよそに、集まった電力マンたちは覚悟が決まっていて、ケロッとしているように見えました(気のせいですか?)。

 今年は本当に雨が少なく、名取の農家からは雨を望む声がより一層聞こえてきます。東北電労の新潟からの参加者の方は、「米が本当に心配。私たちも水田への水供給に協力しているんです」と話してくれました。個人的な思いですが、私は親戚に電力マンが何人もいて、子どもの頃、夏休みに長逗留しているときに、夜の大雨の中、出動していく姿を覚えていますし、インフラを仕事としている人たちには、なんとなくいつもシンパシーを感じています。海岸林は海岸防災林。インフラと思っていますので。海の近くの発電所にはそれとセットで海岸林がありますし。名取のボランティアにおける、宮城を除き新潟を含む東北電力管区6県のボランティア数は、決して多くはありません。めったに会えない青森、秋田、山形、新潟の方たちに来ていただけるということも嬉しく思っていました。

 今回は東北電労として節目の10年目となる、最後のボランティア作業でした。他の企業・労組などの方たちに対しても当然いえることですが、コロナ禍がありながらも、しっかり続けてくださったことに心から感謝しています。10年経てばお互い状況は変わります。一度立ち止まって見直し、継続するかどうか、もし継続するならどうするとイイか、「一度白紙に戻って考える」という考え方に、とても共感します。もしも何らかの形で名取で再出発となったら、これは本当に光栄です。

 いつもそうしてはいますが、作業一辺倒だけではなく、これまでの成果を見ていただくことも一日の日程に組み込みました。全部はお見せ出来なかったので、頑張っていただいた場所のいまをBefore&After的に紹介します。精度の高い撮影場所、撮影方向でなくてごめんなさい。

以下、左の写真とだいたい同じ場所の、最近の写真です。だいたい。

【後日談】おかげさまで、閖上のあの場所3.2haのクロマツ林内約2.3haに繁茂した葛の刈り取りは、7月1日京セラ労組の手で着手し、9月3日に第一三共(株)東北支店の皆さんの手で無事終わりました!本当にありがとうございました。まぎれもなく苦労しましたが、今年の主戦場も、会心の出来です。

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