宮城大学4年、ボランティアの和泉です。
5/13(土)の公募ボランティアに参加しました。
本日は公募参加者44名、タイからの訪日研修メンバー21名、ANAグループ労働組合連合会62名の方々の総勢127名の大所帯となりました。
そして何より嬉しいのは、初参加の若者が多数参加してくれたことです!その内の一人は、名取駅の展示会を見て参加を決意したとのこと。また、IBEXさんからは、第1回海岸林リーダーの報告会を見たことがきっかけで参加した、という方がいらっしゃいました。このような報告を頂けるのは私も予想外で、まさに望外の喜びです。
今回は佐々木勝義さんご指導のもと、タイの方々を中心に植え付け作業(補植)を行いました。
用意したクロマツの苗は130本。植える前の準備として、まずはすべての苗を溶液に浸します。この溶液は水にポリマー(吸水剤)と液肥を混ぜたもので、苗木の乾燥防止と補肥の役割を果たします。
オイスカ発祥の配合でもあるこの溶液、なんと活着率100%という成果を残しているようです(勝義さん談)。
その後、タイの方々と共に、勝義さんから植え付けのご指導を頂きました。
今回補植に使う苗は、植えるタイミングを過ぎて成長した大苗です。そのため風の影響を受けやすく、連動して根の部分が土の中で動いてしまい、土に空洞ができることで成長が阻害される可能性があります。その対策として、苗を普段より3cm程度深く埋め、支柱で幹を支える方法を採りました。
吉田さんが度々仰っている「一つ一つの作業に理由がある」という言葉が身に沁みます。初めて体験するものばかりで、私も必至にメモを取っていました。植え付けに限った話ではないですが、作業の意味や意義をボランティア参加者にきちんと理解してもらうことは非常に重要な工程です。その点で「伝える」ことの訓練もこれから必要だなぁ……と。
これとは別に、私の統率が緩慢なため、貴重な植え付け体験の機会を逃してしまった人がいた点は大きな反省点です。今後は常に現場全体の流れを俯瞰するよう心掛けていきたいです。
午後からはANA労働組合の方々62名と合流し、127人全員で過去最大3Lサイズの排水溝堀り300mに臨みました。特に閖上側の排水溝は写真の通り長靴が必須レベルの水浸し状態。水を含んで重くなった土をひたすら掘る重労働でしたが、年齢、性別問わず大活躍している周囲のベテランの方々に負けじとなんとかやり切りました。ANA労働組合の方々も経験者、初心者が入り混じりながら皆さん笑顔で作業されていました!
作業後はかねてから準備していた交流会です♪
今回のボランティアはいつも以上に学びの多い時間を過ごすことができました。
特に同世代との会話は、これから本格的に始まる海岸林リーダー主導のイベント開催のヒントになるような話題も多く上がりました。こちらは本夏の開催が目標ですが、焦らず確実に進めていきたいです。
今年度のボランティアはまだ始まったばかりです!恒例の”葛刈り”もそろそろ始まりますよ!
それでは、またのご参加をお待ちしております!!