再生の会が建立した石碑 その③
2021年7月25日( カテゴリー: 現場レポート )
こんにちは 鈴木です。
3連投にお付き合いくださりありがとうございます。
今日のトピックは
「再生の会の石碑の形は上部がなぜ右肩下がりなのだろうか?」
についてです。
「右肩下がり」と聞くと、あまりいいイメージは持ちません。
どうせなら「右肩上がり」のデザインにすればよかったのでは?と思ってましたが、
そんなことは口には出せません(^^;
このデザインにした理由は何だろう?
たまたま、ミヤテレの取材に付き合い、行った先にその答えがありました。
村人総出で荒廃した海岸林をよみがえらせようとクロマツを植えたことを記念して昭和34年に建立された「愛林碑」
そう、再生の会が建立した石碑と同じ形をしています。
なるほど、謎が解けました。
先人への敬意と
「愛林碑」が津波に耐えたように、再生の会の石碑も数百年に一度といわれる津波にも耐え、後世に遺るものであってほしい
と願ってのことなのだろうと推察しました。
数年で周囲の松の方が高くなり、クロマツに守られて、何十年も何百年も静かにたたずんでいくことになるのだろうと思います。
<おまけ>
「愛林碑」の前でミヤテレの取材を受けている間(これがかなりの長時間だったので(^^;)、気になったのはこちらです。
暗渠と思われるものがつくられており、ささっと動く小さな生き物を発見!
カニだとわかったものの、石の中に隠れてしまって一向に顔を出してくれません。
しばらく時間をおいて、そーーっと近づき、3メートルほど手前からズームで撮影しました。
体長5センチほどで、とても愛らしい目をしてました。