吉田です。

5月14日~19日は3か月ぶりの名取。4月はほとんど愛知と香川にいました。久々のブログ。書きたいことはたくさん。

林野庁仙台森林管理署による2013年~2019年の「名取地区生物多様性配慮ゾーンにおける環境調査」で確認された鳥類は全63種(2013年:36種、2014年:34種、2015年:43種、2017年:44種、2019年:48種)。うちこのなかで発見されていない「ヤマドリ」に出くわしました。こんな海沿いにまで来るのか・・・びっくりです。私が林業会社にいたときは、長くてオレンジ色のきれいな尾羽が落ちてないかずっと探してました。どうか、キツネに食べられませんように。

まさかのヤマドリ。海岸林の中央。マツの中から出て来て、大した躊躇もなく、車の目の前を横断。

まさかのヤマドリ。海岸林の中央。マツの中から出て来て、大した躊躇もなく、車の目の前を横断。


すぐに逃げなかったから、動画撮影も成功。

すぐに逃げなかったから、動画撮影も成功。

見つけた直後、森林組合のみんなに話したら、「卵抱いてるときは、何が何でもその場から逃げないんだ。この前、草刈りしてた時、打ち首にしたばかり(笑)」(早坂君の父)やっぱり、林業マンは一言一言、言うことの次元が違う。

キジ。♂♀ともによく見ます。

キジ。♂♀ともによく見ます。


海岸林背後の草地でネズミ獲りに失敗。キジにも逃げられ。まだ捕り物が下手みたい。痩せ気味。

海岸林背後の草地でネズミ獲りに失敗。キジにも逃げられ。まだ捕り物が下手みたい。痩せ気味。

上の写真のみなさんは隣人関係。同じ生活圏です。新入りのヤマドリは生きていけるかな?

環境省のレッドリストに指定されているミサゴ。宮城県では増加傾向と聞いていますし、うちの現場では珍しくありません。この近辺のどこかに営巣しているのでしょう。

環境省のレッドリストに指定されているミサゴ。宮城県では増加傾向と聞いていますし、うちの現場では珍しくありません。この近辺のどこかに営巣しているのでしょう。


ミサゴ

ミサゴ

宮城県準絶滅危惧種ミサゴ (3)

写真右上:トビ?とトビ?の魚の奪い合い。

写真右上:トビ?とトビ?の魚の奪い合い。


チュウシャクシギ。南からわたってきたばかりか?2015年から、名取海岸林でも定着を確認。群れで10月ぐらいまでいる印象。

チュウシャクシギ。南からわたってきたばかりか?2015年から、名取海岸林でも定着を確認。群れで10月ぐらいまでいる印象。


松林の地面に降りて、くちばしを突き刺しながら、昆虫?を探していました。案外逃げません。

松林の地面に降りて、くちばしを突き刺しながら、昆虫?を探していました。案外逃げません。

また、こんな時期に初めて見る黄色いトンボがいました。

ハラビロトンボ。2017年以降定着しているようです。その環境調査によると、2013年以降に確認されたトンボは19種。(2013年:10種、2014年:11種、2015年:11種、2017年:11種、2019年:12種)うち最終年度にも確認された環境省・宮城県レッドリストが2種(コバネアオイトトンボ・マダラヤンマ)。

ハラビロトンボ。こんな時期にトンボ?とんぼは写真を撮るのが難しいけど、彼は案外のんびり。すぐ羽を休める。

ハラビロトンボ。こんな時期にトンボ?とんぼは写真を撮るのが難しいけど、彼は案外のんびり。すぐ羽を休める。

最後に・・・「悪さする」新手のいきもの!!

下の写真の左、2015年植栽の宮城県産マツノザイセンチュウ抵抗性クロマツが1本だけ枯死しているのを発見しました。今春、頂芽が伸び始めた時に、枯れたばかり。「なんでだ?!」。調査追求力がある浅野さんと清藤城宏先生が、ガン見。原因を調べて、その後の処置もしなければ。

森林害虫のゾウムシ系?クロキボシゾウムシ?の仕業か?

黄緑色ですが、この木はすでに枯れています。マツヤニはもう出ません。森林害虫のゾウムシ系?クロキボシゾウムシ?の仕業か?


 

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