海岸浸食 ~石川県羽咋市千里浜~

2018年8月30日( カテゴリー: 海岸林あれこれ )

少し遅くなりましたが・・・
7月28日、「学校の森」全国子どもサミットで福井に向かう前に
この機会を活かして10年ぶりの加賀海岸を浅野さんと見学。
仙台空港からIBEX機で小松空港へ。機窓から俯瞰。
日本全国の沿岸は、海岸浸食の時代となって久しい。
1年で1m波打ち際が後退しているというのが大雑把な日本の姿。
加賀海岸はその分かりやすい一例。
千里浜には全国唯一、海を車で走れる砂浜がある。
海岸林を仕事で担うことになるなど思っていなかった10年前、
家族でここをドライブをした。その写真は自宅の洗面所に今も貼ってある。
悠々と運転出来た砂浜が、いまは気を使いながら車とすれ違う。
かつての砂丘は、いまや波浪で削られ、小さな崖になっている。
将来、ドライブは禁止され、海岸林が波に削られる時代も来るかもしれない。

数mの砂丘上にある2mの防風垣の上から

数mの砂丘上にある2mの防風垣の上から

ここは砂浜がほとんどない

ここは砂浜がほとんどない


名取の海岸線は閖上漁港の突堤の影響で大きな後退を見せていないし、
被災地全体の居住地区は海から遠くに移転して安全を確保しているが、
実は岩沼市以南は、復旧された防潮堤の裾近くまで波が迫る浸食の影響を受けている。
太田猛彦先生の著書「森林飽和」を思い出す。海と山はつながっている。
海岸浸食の原因は、その地その地の複数の要素も絡み、対策は一筋縄ではいかない。
10年前の砂浜とあまりに違う姿にショックだった。
誤解かもしれないが、かつて砂丘上に植えたマツを守るための防風垣は、一度は砂に埋もれる時代があったが、いまは波浪で削られて露出したのか?

誤解かもしれないが、かつて砂丘上に植えたマツを守るための防風垣は、一度は砂に埋もれる時代があったが、いまは波浪で削られて露出したのか?

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