植栽準備、本格的に始まる
2018年3月9日( カテゴリー: 現場レポート )
3月7日、名取事務所では国・県・市・再生の会・オイスカの第1回情報交換会。
私にとっては待ちわびた、とても大きな一歩。ようやく辿り着きました。
会議は会議。でも、ワクワクする会議というのも我ながら可笑しい。
と同時に、再生の会育苗場では4~5人出勤。
新しい倉庫内の棚・床づくり、荷物の移動を終え、来月の植栽準備開始。
今日も寒い。でも、冬は終わった。いよいよ戦闘態勢。
まずは根切り。
コンテナの底から這い出した根は、地面にびっちり着いている。
地面からコンテナを剥がす。わりと力仕事なんです。
そして出荷の際、コンテナからスムーズに苗を取り出せるように、
底からはみ出た根を切り取る。24本入りコンテナを3750個分。
明日から雨。来週一杯かかるかもしれません。
「もういい加減、年だから・・・」
私が知っているだけで大きく2回、つい最近のを入れると3回「引退表明」した方が、
今年も来てくれることになった。引退表明は育苗の流れの「年中行事」??
カメラを後ろに隠しても、私が歩いていくだけで、「写真はいらないよー」と声がかかる。
「肖像権いただきます!」それでも撮ることもみんな知っている。
久々の圃場でのコミュニケーション。
「400年前もこうやって根切りしたのかな?」と菊池さん。
「最初の頃はしなかったかもしれませんね。経験を経て切るようになったと私は思います。
伊達家の古文書に、名取には苗畑があったと書いてあるそうですよ」と私。
名取=苗畑。
400年を経ても受け継がれた遺伝子かもしれません。