香川県産マツノザイセンチュウ抵抗性クロマツを植えました
2017年4月22日( カテゴリー: 現場レポート )
4月20日、最大瞬間風速29.8mの暴風の時に植えたのは「香川県産抵抗性クロマツ」。
宮城県産抵抗性クロマツの不足の中、2014年に香川県・岡山県が宮城県の要請に応えて
種子を提供、種苗組合組合員の名取市海岸林再生の会は、宮城県からの払い下げを受け、
2年の長い育苗を経て植付に至りました。
まず、香川県・同県森林センターの皆様に、私たちからも御礼を申し上げます。
また、香川での活動報告会には2年ご出席いただき、先日は写真展開催もご協力いただきました。
名取市海岸林再生の会に配分された種子による記録は、
2014年4月の播種は6,165粒。(発芽率97%。他と比べ最優良)
同年11月の宮城県苗畑調査では6,041本。
2015年11月の苗旗調査では5,725本。
そして、今回の植栽は5,485本。
植栽と同時にモニタリング調査地も設定しました。
苗の平均は苗高29,8cm、根元径6.9mm。
(*植え付けの仕様書は20cm~45cm、根元径6mm)
予定通りの寸法の苗です。
植栽箇所は名取市海岸林中央部からやや北。
水鳥がたくさんいる広浦の東側。
昨年来、多湿傾向の現場ではありますが、しっかり育ててゆきたいと思います。
なお、香川県からは2015年にも約26,000粒の種子を提供いただいており、
発芽率は90%。来年の植栽に向けて、現在22,224本(11月調査)を
育苗場で育てています。