こんにちは
海岸林担当 鈴木です。
吉田のブログにも書いてありましたが、子どもたちが長野県にスキーキャンプに行っている間(隙?)に、1年半ぶりに現場を訪れました。子ども達にはナイショで
いつもは海岸林担当スタッフが撮影した写真を見ながら、現場の状況を把握していたのですが、今回はゆっくり自分の目で確かめられると、現場訪問をとても楽しみにしていました。
2日間の現場滞在で思ったこと、感じたこと、見たものなどなどブログで報告させていただきます。
今回の最も重要な目的は、名取市海岸林再生の会のみなさんにお会いすること。
お会いするのは実は、今回が初めてでした。
ご支援いただいているみなさんにお送りしている「KAIGANRIN REPORT」では、再生の会の方のイラストなどを掲載しているのですが、こちらは写真を見ながら描いたもの。
今回は、再生の会のみなさんと一緒に作業をさせていただけることを楽しみにしていました。
昨日までに種蒔き用コンテナへの土詰め作業はすべて終了し、この日は、冬の間の乾燥により枯れてしまった苗の抜き取り、育苗場の草取りの仕事でした。
作業合間の休憩の時間
途切れることなく会話が弾みます。
(3世代同居で暮らしている方が)畑に野菜が植わっているのに子どもらはスーパーで買ってくんだ。
畑にあるっていうのになしてかね?
おかずも家にあっても買ってくんだ
だからオラも、作っても食べねえから、うまくねえけどパック入りのおかずを買ってくんだ
ゴミの日はパックでいっぱい・・・ゴミを踏んづけても踏んづけても小さくなんねぇ。踏んづけんのがオラの仕事さ。
と、こんな話をしていたかと思ったら、トランプ大統領の話、雪崩に巻き込まれ被害にあわれた方の話とネタが尽きることはなく延々と続きます。
(耳なじみがなく、方言を忠実に再現できませんでした。すみません)
そんな話を聞きながら、再々の会の方たちの暮らしが垣間見られた気がします。
「私は、もっと何かしないといけないと思っているんだけど、なかなか難しいんです。もっと近所の方に(プロジェクトの事を)伝えていかなければならないと思うだけど、(震災後に)引っ越してきた場所だから、新参者のようでなかなか踏み込めないのよ」
震災前は波打ち際から200mほどのところに住んでいた方が、内陸5kmほどのところに新しく居を構えました。
住んでいると近所の方にお願い事などをしにくいのはよくわかります。
でも、そういうお気持ちを聞かせていただいたことで、その地に住んでいないよそ者だからできる事というのも確かにあるのかもしれないとも思いました。
再生の会は農家の方がほとんどです。
農家のおじさん、おばさん、おじいさんという方があっているかなという方もおられます。
25年前に亡くなった農業をしていた祖父の姿が重なりました。
ほとんど話はできませんでしたが、再生の会のみなさんを感じることができました。