名取市の海岸林史聞き取り調査 昭和28年 下増田小学校「全国学校緑化コンクール」特選(全国第1位)
2016年3月25日( カテゴリー: 名取市海岸林の歴史 )
昭和27年 全国学校緑化コンクール 準特選
昭和28年 同 特選
戦争の荒廃から国土を復活すべく、国土緑化推進機構が昭和25年から開始した、
国土緑化運動の一環で、学校林活動も盛んにおこなわれるようになりました。
そのコンクールで全国優勝したのが、名取市海岸林再生の会のメンバー全員が通った
下増田小学校。しかし、なにせ子供の頃の話。学校植林と言う言葉はみんな知っているんだが。
地元でいう通称「学校植林」に関し、私がこれまで聴いてきたみなさんの話を総合すると…
空港北側の北原東地区、鈴木堀に沿った(現在は地盤沈下し海抜ゼロm地帯)水田の中に、
約300m弱四方の造林を行った。樹高5m、細かった。10年生ぐらいだったのではないか。
南北に幅3mほどの水路、切り上げた土で幅5m程の松林。南北に何重列もバーコードの様に
なっていた。切り上げた土は水面から60cmぐらいの高さで、落っこちて登れなかった。
水路には魚もいた。特選を取ったので全国植樹祭(宮城県大衡村)に代表が参加した。
その後、いつだかわからないけど、全部伐ってしまった。
吉田:「相当手がかかる造林地。そもそもの目的がよく分からない・・・(笑)」
内陸防風林というより、手っ取り早く、足場丸太か、薪が欲しかった?