メディア対応時のココロガケ

2016年2月20日( カテゴリー: 現場レポート )

2月15日、2年ぶりに「メディア関係者向け視察会」を実施しました。
メディアを通して支援者にお礼を言いたいから。
もっと知っていただきたいから。

これからは佐々木統括をはじめいろんな方に露出してもらいます

これからは佐々木統括をはじめいろんな方に露出してもらいます


「震災から5周年は各社が企画を考える。対応策を打つなら2月中旬」と
宮城のメディア幹部の方から昨年11月にアドバイス頂いていました。
日本記者クラブの企画部長さんもまったく同じことを。
「誰も来てくれないんじゃないか・・・。でもそれならそれで」と
割り切って、1月26日に宮城県庁記者会などにプレスリリースしました。
どの会社が来るか、大体直前にわかりますが、その場になるまで分かりません。
朝一番の「つかみ」が勝負を分けます。
主催者として、コチラがしっかりリードしなければ、ものすごく失礼。
とにかく先手。こちらから声をかけるのがコツのような気がします。
万遍なく、双方向対話が肝要。ぐいぐいタイプにも、遠慮タイプにも。
各クルーのテンションや、関心の焦点、取材の〆めの時間をつかむのが朝一で大事です。
また、各記者の予習度、各クルーの責任者をつかみ、各社間の力関係も含めて見抜きたい。
メディアですから、時間が勝負。
到着すると、おもむろに仕事は始まります。あっという間に帰ります。
のっけでモタついてたら、クルーのテンションは下がるでしょう。
教室形式で「先生の言うことを黙って聞いてもらう」というのではありません。
今日の説明役は佐々木統括ですが、誰かが一歩引いたフォローをしないと、
撮影班の対応が出来ません。ですから、当方も佐々木統括と私の二段構え。
新聞は新聞、テレビはテレビ、ラジオはラジオの動き方があります。
持っている道具もそれぞれ違います。
記者よりも、撮影班は人数が多く、誰が何の役目か見分けないといけません。
(年齢でだいたいわかります)
記者には記者への解説、カメラマンにはカメラマンへの対応が必要。
概して、カメラマンは素早い。メリハリそのもの。職人気質。
カメラマンの動きを見てなければダメ。
撮りたい絵を、一歩先に示唆する感じがありがたがられる。
みんなが帰った後も、要注意。
相手は時間が勝負。質問・確認の電話が必ず鳴る。
電話は肌身離さず、即対応。
たぶんこれができないと、激怒されるでしょう。
いずれも相手の立場になり切ってみれば、当たり前のことですが。
ボランティア対応、視察者対応とメディア対応は本質的に同じ。
一期一会。一度の出会いを次につなげます。
5年一緒にやってますが、佐々木統括と初ツーショット

5年一緒にやってますが、佐々木統括と初ツーショット

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