昨年植えた松に松ぼっくりが付いている

2015年7月24日( カテゴリー: 現場レポート )

最も海に近いクロマツ最前列、オイスカ第一育苗場で育てた宮城県産精英樹クロマツにはなぜか既に「松ぼっくり」が付いている。一本に5つ付いているのもある。
植栽して1年3か月(播種から3年4か月)にもかかわらず。
海に向かって最前列に限って集中的に。

DSC_0080

再生の会の大友さんも松ぼっくりにはびっくり。苗の大小と、松ぼっくりの有無はあまり関係ない


松ぼっくりってそんなに早くできるモノなのか?
ずっと不思議だった。
ガキのくせにマセた苗だ。。。
モニタリング調査をしながら清藤先生に聞いてみた。
もともと、昨年植栽した時点で、苗として抜群に良い苗でした。
今も生育は良く、根元径(根元の太さ)は2cm前後、高さ70~80cm。
大きなものだと根元径3cm以上、高さ100cm以上(この春で80cm伸びたものもある)
「それだけストレスが凄いということなんじゃないか。
その様子、よく観察してゆくと面白いよね」(清藤先生)
自分はギリギリで生きている。枯れてしまうかもしれない。
カラダは再生の会の人たちが頑強に育ててくれた。
体力があるうちに早く後継者を。DSC_0079
来年の除草では、その松ぼっくりから育ったマツの実生苗が出ているでしょう。
(いずれ刈り取らねばなりませんが)
皆さんも機会があったら見てください。
飛行機誘導灯から北へ、H26年度植栽地の東北端(防潮堤近く)の一帯です。
そのどこかに「タヌキの溜め糞」もあります。
ちなみに、H27植栽地南端には、風で飛んできた種が発芽しています。

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