地元農家、森林のプロ、ボランティアの完全分業が、オイスカ流の持ち味です。
「それぞれにしかできないことを」という流れが完全に軌道に乗りました。
平成26年度は、地元の雇用1,400人、ボランティア1,500人
平成27年度は、地元の雇用1,000人以上、ボランティア2,000人の見込み。
かつて被災地農家と交流したいという声をフィードバックし、何度か話し合いましたが、
「我々への期待の第一義は、交流ではない。このプロジェクトの事業は例を見ない規模。
事業としてモノを考え、それぞれの持ち場に徹し、徹底して分業しよう。」

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再生の会


名取市海岸林再生の会は、原則月曜~木曜日で業務に当たります。
週末は体を休めるなり、自分の家や畑のことに集中する体制です。
ちなみに、視察対応、報告会参加、交流などには、その分の日当が発生します。
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森林組合


宮城中央森林組合は、安全管理などからも、オイスカが「現場監督」として指定した
佐々木統括か私がいる時しか業務に当たることが出来ません。
一方ボランティア来訪は、意図して金・土に集中させています。
その指揮・指導は、オイスカ東京本部が執ります。
業務の自然な流れから、ボランティアと農家、森林組合が接するときもあります。
あくまでも自然であるよう心掛けています。出来ないときは出来ないというだけです。
6月から7月初旬、森林組合は海岸林・内陸防風林の「施肥」、内陸防風林の「下刈」。
7月に入りましたので、待ちに待った海岸林のニセアカシア「除伐」の季節を迎えました。
林業の世界は、春から初夏にかけて仕事が薄く、むかし私も苦労しました。
平年の安定雇用に、少しは貢献できていると思います。
再生の会は、育苗場の散水、除草、消毒などに連日誰かが出勤し続けています。
宮城県の苗木生産調査、宮城県農林種苗農業協同組合の研修、静岡県・岩手県庁などの視察対応、事務的には役員会、会計監査、総会資料作りなどが続いています。
ボランティアは4月以降すでに1,100人。
昨年を大きく上回るペースで、意図して受け入れています。リピート率は4割と申し分ありません。
団体参加は、組織的に継続的に支援いただき、担当者に理解と統率力があり、戦力足り得る団体のみ。
私たちは体験活動受け入れを一義としているのでなく、ミッションと期待されていることは、
現場で結果を出すことです。
地元農家、森林のプロ、ボランティアの完全分業を極め、事業を必ず成功させ
復興の一端を担いたいと思います。

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