国連防災世界会議in仙台(3月14日~18日)まで1か月。
身辺が騒がしくなってきました。
期間中の我々の予定はコチラです。http://www.oisca.org/kaiganrin/2482
この会議の存在を知ったのは2012年秋。
IMF・世界銀行の年次総会in東京でのことでした。
「観音寺松原」「津田の松原」視察を踏まえて、高松市で「オイスカ四国の集い」の500人を前にプレゼンし、直後、狭い夜行バスで急ぎ帰京して、クタクタで臨んだことを思い出します。
私にとってこの年次総会で最も印象に残ったのは、「国際援助機関は、重点配分先を災害復旧から減災・防災重視にシフトする」という大きな潮流。
起きてからでなく、起きる前に。そりゃそうだ。
オイスカは緊急支援、災害復旧の畑ではないとしても、20年近く国際協力の仕事に携わりながら、私自身は全体が見えていなかったこともわかりましたが、
そんな当たり前のことが潮流になっていなかったんだ~と、びっくり。
今回の仙台の会議は、300以上のシンポジウムが開催されます。
それら通称「サイドイベント」は、どこの国際会議でもこういうものですね。
時間が許せば、興味あるテーマをのぞいてみようと思います。
私たちにとって3月は、いよいよ現場が動き出す時期。
3月15日の一連の行事は「定期活動報告会」にかわる行事として組織的に実施。
我々はあくまでも実戦部隊らしく、戦略的に行事を行う。
早くから、こんな姿勢で臨むことに決めていました。
これまで、国際的発信については、そもそも国際協力NGOですから、理屈抜きで可能な限りの対応を行い、世界54ヵ国181人の視察対応をしました。
また、公益財団法人フォーリンプレスセンターと協働し、35ヵ国の報道機関を受け入れてまいりました。
今回3月15日のの「歩こうツアー」は、広くあまねく募集するのでなく、数は少人数でも、
目的をもって現場に来る人を積極的に受け入れたいと思います。
そして、主な参加者となる「名取市民」と触れ合い、1000年先まで生き抜くような松林を作ろうとしている人から、何かを得て帰っていただけるようにしたいです。
減災・防災への道は、住民の主体的参画なしには成り立ちません。