クロマツ苗と浅田真央さん
2013年8月16日( カテゴリー: 本部発 )
北海道の出張の前半は、7回目の「学校林・遊々の森」全国こどもサミット。
全国から学校林や、国有林を活用した学校教育の制度「遊々の森」で
森に親しむ子どもたちと一緒でした。
「学校林・遊々の森」全国こどもサミットin北海道
http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/sidou/kodomo/
毎年、目を見張るような発表に出会います。
「子どもって凄い!」と感動します。
子どもらしい子どもに、今年も会うことができました。
全国の海沿いの学校では、「海岸林が学校林」という学校もあります。
シンパシーを感じます。福井県のあわら市立波松小学校では、
北潟国有林(約40ha)を活用した学校教育が行われており、
育苗から植栽、育林を行い、総合学習のみならず、各教科でも森が活用されています。
そういう学校もたくさんあるんですよ。
マラソン大会をやるとか、体育の授業でクロスカントリーをやるとか、
地元の素材を活用した羨ましいばかりの学校です。
波松小学校はクロマツの育苗もやっています。僕らと同じマツの苗を日々観察しているのですが・・・・・・子どもの感性って素晴らしいですね。
代表の女の子たちはクロマツの苗を見て何に例えているか?
「浅田真央さんがスピンしているようです」と。
名取市海岸林再生の会のTさんが、たくさんのクロマツの苗を「被災地の皆がバンザイしているようだ」と言ったことを思い出しました。
受け売りでない、自分なりの表現を堂々と言えるって素晴らしいですね。
その感性や、心の豊かさに感嘆しました。
名取の海岸林再生においても、いつか学校教育と結び付けたいと思いますが、今はまだ、それができる段階に双方が至っていないと思っています。物事には順序があると。口当たりの良い「協力」を語るわけにはいきません。ですが、地元の子どもたちに「本物の参画」をしてもらうのは、名取市海岸林再生の会、オイスカ関係者一同の共通の目標です。そのためにやっているともいえます。
名取でもいつか、海岸林再生を通じて、子どもたちの豊かな感性の一端を垣間見て感動する日が来ると思います。いつの日か必ず。